中国のEV(電気自動車)大手、比亜迪股份有限公司(OTC:BYDDY)(OTC:BYDDF)は11日、第3四半期の純利益が116億元(16億3000万ドル)で、対前年同期比11.5%の増加を記録した。
出来事 比亜迪はこの四半期、運営収益が2011.2億元(285億2500万ドル)に上昇したとして、同社は報告書で伝えた。
同四半期、同社のアメリカのライバルであるテスラ(NASDAQ:TSLA)は総収益2518億ドルを報告しており、比亜迪が四半期純収益でイーロン・マスク率いるテスラに勝利したのは2022年以来初めてとなった。比亜迪は、2022年3月以降、電気自動車に焦点を当てるため燃焼エンジン車の製造を停止していた。
ただし、バッテリー式電気自動車に加えて、比亜迪はプラグイン ハイブリッド車も販売している。一方、テスラはバッテリー式電気自動車だけを販売している。
比亜迪は第3四半期に全世界で113万台の車両を販売し、そのうちBEV(バッテリー駆動型電気自動車)が443,426台を占めた。一方、テスラは同四半期に462,890台の電気自動車を納車し、バッテリー駆動型電気自動車の販売で比亜迪に勝利した。
なぜ重要か2023年第4四半期には比亜迪がテスラをBEVの販売台数で上回り、この四半期の売上もテスラに迫る形となったが、僅差であった。アメリカのEV大手は2024年第1四半期に世界で最も売れたBEVメーカーの称号を取り戻し、現在に至るまで締めている。
第3四半期においては、テスラよりも売上が高かったにも拘らず、比亜迪の純利益はテスラを上回ることが出来なかった。同社はこの四半期、1株当たりの希釈化された純利益が4元(56セント)を報告しており、これはテスラの調整後1株当たり純利益72セントよりも低い。
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