帯状疱疹(ヘルペス・ゾスター)ワクチンは認知症の予防に効果があるとの研究結果が発表された。これにより、以前の研究によって、特定のヘルペスウイルスが認知症の発症に関与している可能性が示され、ワクチンには免疫効果があるのではないかと考えられていた。
新たな研究は、ウェールズの282,541人の高齢者のデータを分析し、ヘルペス・ゾスターの生ウイルスワクチンを受けた人々は、ワクチン未接種者に比べて認知症を発症する可能性が20%低かったことを明らかにした。
研究者はなぜこのような結果に至ったのか?
帯状疱疹は、水疱瘡と同じウイルスである水痘・帯状疱疹ウイルスによって引き起こされる痛みのある発疹のことである。
また、この研究では、帯状疱疹ワクチンを接種することで、7年間で認知症の診断を受ける確率が3.5ポイント(リスクの20%減)低くなることが分かった。
この保護効果は女性の方が男性よりも強かった。認知症に関連する死亡者は、ワクチン未接種者と比較して少なかったという結果が、死亡証明書のデータを用いても確認された。
以前の研究では、ワクチンの保護効果について2024年7月にも示唆があった。その際の研究では、生ウイルスの帯状疱疹ワクチンがある程度の保護を提供している可能性が指摘されたが、現在そのワクチンは組換えワクチンに置き換えられている。
研究者たちは、組換えワクチンを受けた人々の方が、認知症の診断を受けるまでの期間が17%長いことを発見した。この結果、最終的に認知症を発症した人にとっては、認知症が発症するまでの期間が約164日長くなるということだ。
組換えワクチンは、インフルエンザワクチンおよびジフテリア・百日咳混合ワクチンよりも認知症のリスクを低減させる可能性があるようだ。この効果は男性も女性も見られたが、女性の方が顕著であった。
昨年、 GSK plc(NYSE:GSK)は、Shingrix(組換え帯状疱疹ワクチンまたはRZV)の初回接種から約11年間にわたって参加者を追跡したZOSTER-049第3相長期追跡試験のデータを発表した。
最終試験データは、成人の帯状疱疹に対してRZVが10年以上にわたって効果を維持していることを示している。
2024年、Shingrixの売上高は33.6億ポンドとなり、前年比(1%増(為替レートの変動を除く))。
株価の動き: 最終確認時点の株価は39.04ドルで、3.71%上昇している。
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