JPモルガンのアナリスト、ジェレミー・トネット氏は、Excelerate Energy, Inc(NYSE:EE)をニュートラル(Neutral)評価からアンダーウェイト(Underweight)評価に格下げし、株価予想を22ドルから31ドルに引き上げました。
アナリストは、Excelerate Energyがミッドストリーム部門で着実な成長を遂げてきたとしつつも、その2023年から2025年までのEBITDAは上場初日に言及された成長の機会にもかかわらず横ばいで推移すると予想しています。
2026年に予定されているFSRU(フローティング・ストレージ・リガスティックス・ユニット)の納入によってEBITDAが増加することは認めていますが、上場時に予想された成長が具体化するまでに時間がかかったため、Excelerate Energyの業績はカバー対象の他の企業を下回っているとのことです。
2024年のExcelerate EnergyのAMNA指数(44%)に対する97%の株主リターンという点で同社の相当な業績にもかかわらず、EE株は新興市場の取引先が直面するリスクが低いため、アナリストはリスク/リターンの提案を下げています。
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アナリストによると、2025年の予想総リターンを考慮すると、EE株にはアンダーウェイトの評価がつけられています。
トネット氏は、Excelerate Energyが世界中でLNG(液化天然ガス)のアクセスを目指すという目標も認めていますが、一方で新興国で事業を行うことのリスクにも言及しています。
アナリストは、各国が契約法、判例法、執行力に関して独自の課題を抱えていると指摘しています。
バングラデシュが改革を遂げ、元首相の辞任後に介入政権が発足したことで、アナリストは、中流企業の株よりもExcelerate Energyの株に投資することの方がリスクが高いと強調しています。
株価情報 先週火曜日の最新情報では、EE株は前日比6.78%安の29.55ドルで取引を終了しました。
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画像:Shutterstock提供、Ground Pictureより。