JPモルガン社は、免疫マスト細胞の制御に焦点を当てるバイオテクノロジー企業であるBlueprint Medicines Corporation(NASDAQ:BPMC)のカバレッジを開始した。
2023年、米国食品医薬品局(FDA)は、インドール状系統性マスト細胞増殖症(ISM)の初で唯一の治療法として Blueprint Medicines の「Ayvakit」(アヴァプリチニブ)を承認した。
2024年第3四半期、Ayvakit は、米国内で113.1百万ドル、米国外で15.1百万ドルを含む、合計128.2百万ドルの純製品売上高を報告し、前年同期比136%の増加を記録した。
Blueprint Medicines は、2024年の世界的な Ayvakit の純製品売上高は4億7500万ドルから4億8000万ドルを見込んでおり、これは以前の見積もりの4億3500万ドルから4億5000万ドルから増加している。
この見積もりの変更は、治療を受ける患者数の増加に伴う継続的な成長、コンプライアンスの継続的な好調さとその他のパフォーマンス要因、また、米国外での予想を上回るパフォーマンスが基になっている。
JPモルガンは、このレーティングの初期化において、Ayvakit の株価目標を126ドル、ほぼ30%上昇させるオーバーウェイト評価を与えた。
アナリストがこの投資のポジティブな見通しを示す理由は、Ayvakit が強い立ち上がりを切り、成果を上げているという点にある。 アーリーアダプターの数字は堅調なものとなっており、Ayvakit は現在、3つの用途について承認を得ているが、ISM でのパフォーマンスについての方が注目されている。
重要な要因は、Ayvakit の最高売上が20億ドルを超える可能性を裏付けている。発売からわずか4年足らずで、年間売上は既に4億7500万ドルを超えており、その成長ポテンシャルの大きさを示している。
「2025年第1四半期に向けて、BPMCが戦略的なパートナーシップの魅力的なターゲットとして見なされる可能性もあると我々は考えており、これにより株価を押し上げることができるだろう」とJPモルガンは書いている。
Ayvakit の立ち上がりが Blueprint Medicines の主眼であることを踏まえ、アナリストは、同社のワイルドタイプKIT(「808」)プログラムについても投資家からの注目が大部分を占めていないと指摘する。
このプログラムには、蕁麻疹や喘息の治療を含む、より大きな市場を開拓する可能性がある。米国時間本日の後半に開催される Blueprint Medicines の科学セミナーで同社のプランに関する詳細を楽しみにしており、そして、2025年初めには第1相試験データを期待している。
株価動向:本日(月曜日)最新の時点で、BPMCの株価は前週木曜日比0.25%高の97.12ドルで取引をしている。
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