バイオテクノロジー企業、Galectin Therapeutics, Inc.(NASDAQ:GALT)は、肥満関連脂肪肝性肝硬変(NASH)および門脈圧を有する患者を対象としたbelapectin治験の結果を公表した。
355人の患者が無作為化された。主要エンドポイントは、静脈、動脈、またはリンパ管に発生する異常拡張血管である静脈瘤を予防することと定義され、18ヵ月後にいずれかの静脈瘤を有する患者、合併症を有する患者、または18ヵ月後に内視鏡検査又は合併症を有しない患者を含む複合臨床アウトカムとして評価された。
合併症は、肝臓に関連する任意の合併症、有害事象による治療中断、非選択的ベータ遮断薬の使用として定義された。
意図治療集団(N=355)において、ベラペクチン2mg/kg投与群において静脈瘤の発生率がプラセボに対し43.2%減少した一方で、複合エンドポイントは統計学的有意性に到達しなかった。
プロトコル治療集団は、18ヵ月間の治療を完了し、ベースラインと18ヵ月時に上部消化器内視鏡検査を受けた患者が事前に定義された集団である。
プロトコル治療集団(n=290)において、ベラペクチン2mg/kg投与群において静脈瘤の発生率が48.9%減少した(目標とする52.5%の減少に対して)。
また、同社は現在、NAVIGATE治験のデータ分析を行っている。同社は、2025年初めにベラペクチンを36ヵ月間投与し経過を記録した約50人の患者から追加データを取得する予定である。
取得次第、Galectinは臨床情報を提供し、belapectinの開発の次のステップを決定する。
株価動向:本日最終取引時点でGALT株は0.80ドルで59%安。
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【写真】Gorodenkoff/Shutterstock.com