先週金曜日、Telephone and Data Systems, Inc.(NYSE:TDS)の株式は、最終四半期累計決算の発表を受けて下落している。
同社は、1,240億ドル(約1,369億6,000万円)の四半期収益を報告し、前年同期比5.6%の減少を記録した。これは、分析家の1,254億ドル(約1兆3,842億6,000万円)のコンセンサス予想を下回っている。
また、9セントの損失を記録した調整EPS(1株当たり利益)は、損失28セントのコンセンサス予想を上回っている。
UScellular(米国携帯電話)の収益は3%減の970億ドル(約10兆7,530億円)、Postpaid ARPU(利用料金1回払いの平均ユーザー収益)は0.2%増の51.73ドル(約5,721円)を記録した。一方、TDSのテレコム部門の収益は1%増の2,640億ドル(約2兆9,205億円)となった。居住用ブロードバンド接続は2.4%増加した。
四半期間中の総運営費は35%減の12億ドル(約1兆3,223億円)で、営業利益は3%の利益率で3,700万ドル(約407億円)となり、営業損失が5億2400万ドル(約5,763億円)だった前年同期と比べて改善した。
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同社の2024年12月31日時点の現金および同等物は3億6400万ドル(約40億円)で、1年間の運営キャッシュフローは11億4000万ドル(約12兆5,340億円)に上った。
同社の取締役会は、2025年3月31日に3月17日の株主名簿に記載された株主に対して、一般株式およびA型普通株式1株当たり0.04ドルの四半期配当を承認した。
「2024年には、UScellularでの選択機会の戦略的な見直しに関して重要な進展がありました」と、TDSの社長兼CEOであるウォルター・C・D・カールソン氏は述べた。
「2025年、TDSテレコムは引き続きファーバーの拡張を続け、FCC(連邦通信委員会)の『強化型代替コネクトアメリカコストモデル』プログラムに取り組み、全米で15万件以上の新しいマーケタブルサービスアドレスへのファーバーリッチネットワークの構築を目指します」
見通し: TDSテレコムは、2025年度の累計運営収益が103億ドルから107億ドルになると予想している一方で、UScellularはT-Mobileとの未定のトランザクションにより金融ガイダンスを提供しなかった。
株価情報: 最終発表時点の金曜日、TDSの株は2.72%下落して1株38.56ドルで取引を終了した。
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