デパートメントストアチェーンのKroger Co.(NYSE:KR)は、最高財務責任者(CFO)の後任者を発表しました。
現在はヨーロッパのPepsiCo Incのシニアバイスプレジデント兼CFOであるデイビッド・ケナーリー氏が、4月3日からKrogerのシニアバイスプレジデント兼CFOに就任し、トッド・フォーリー氏の後任を務めることとなります。
ケナーリー氏は3月10日に正式にKrogerに加入し、フォーリー氏はKrogerの2024年度末までの間、暫定CFOとして引き続き務めます。
フォーリー氏はKrogerの2021年にはグループ副社長兼企業コントローラーに任命され、2024年には暫定CFOを務めました。
フォーリー氏は、Krogerの第1四半期が終了するまで、リーダーシップチームの一員として残り、ケナーリー氏の就任に伴う移行を支援する予定です。
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一方で、ケナーリー氏は2001年にPepsiCoに入社して以来、同社で多岐にわたるキャリアを過ごしてきました。その中にはPepsiCo EuropeのCFOを務めるなど、いくつかの重要な役職を歴任しています。
「ケナーリー氏とフォーリー氏が、Krogerの対市場戦略の実施により、アメリカ全体の家族に新鮮で手頃な価格の食料を提供し、それによって長期的な株主価値を創造するためにシームレスに移行するよう、Krogerの綿密な後継者計画に照らして一貫したものです」と、最高経営責任者(CEO)で会長のロドニー・マクマラン氏は語っています。
2021年12月、Krogerの競合企業であるAlbertsons Companies Incは、Krogerとの合併計画を取りやめ、Krogerに対して法的措置を講じました。同社は、Krogerが必要な規制当局の承認を得るために十分な対応を取らなかったと主張しています。
株価動向:本日の取引終了時点で、KRの株は0.70%高の65.51ドルで取引されています。
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写真はShutterstock提供。