デジタル・インテリジェンス・ソリューションの提供を手がける会社、BigBear.ai(NYSE:BBAI)の株式が、水曜日に上昇して取引されている。
米国国防省(DoD)の最高デジタル・AI責任者(CDAO)は、同社がバーチャルアンティシペーションネットワーク(VANE)のプロトタイプを進展させるための大型契約を獲得した。
このシステムは、AIモデルを使用して潜在的な脅威に対する動向と重要なトピックを検出し、防衛戦略にとって重要である可能性があるメディアコンテンツをより迅速でより正確な評価を可能にするものだ。
VANEプロトタイプは、CDAOと国防長官事務局(OSD)が国家安全保障上の意思決定を行う際に重要な役割を果たす。
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VANEは、Irregular Warfare Technical Support Directorate(IWTSD)と提携して開発され、ニュースソースからの大規模なデータセットを調査するために洗練されたAIモデルを利用している。
このシステムは情報を収集し分析して、敵対的な行動をより正確に理解することができる。米国国防省(DoD)はVANEを使い、軍事および政府機能の両方に不可欠な、複雑な多分野環境の評価を向上させたいと考えている。
BigBear.aiは、2024年4月にCDAO Tradewinds Solutions Marketplaceで「awardable(受賞可能な)」の地位を獲得し、VANEシステムを利用した点で重要な業績を収めた。
完全に稼働可能なプロトタイプに進化することにより、防衛活動内でのそのテクノロジーの適用範囲を拡大する重要な一歩となった。
この契約には、VANEをCDAOのAdvanaプラットフォームに統合し、DoDの追加エージェンシーや戦闘コマンドにデプロイするための移行計画が含まれている。
この提携は、国家安全保障を向上させるためのAI活用の重要な前進を表し、防衛活動において不可欠な支援を提供している。
株価動向:水曜日の最終取引で、BBAIの株式は前回終値比36.9%高い6.72ドルで取引を終えている。
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所属:シャッターストック