トランプ・メディア・テクノロジー・グループ株(NASDAQ:DJT)が投資家の興味を引いている、というのは、同銘柄のテクニカル指標が、先行きに期待を集めている可能性があることを示唆しているからだ。その指標とは、投資家の関心を引く可能性があるゴールデンクロス(ゴールデンクロス)のことだ。
DJT株にとっても、親会社の非伝統的な道のりと同じく、道のりは紆余曲折がゴロゴロついている。
ゴールデンクロスが見えるDJT株とは?
DJT株の200日単純移動平均(SMA)は33.49ドルで、一方50日SMAは33.26ドルまで上昇した。DJT株は36.25ドルで取引されており、50日SMAがまもなく200日SMAを上回る可能性がある。これは、まさにテキストブック通りのゴールデンクロスの兆しだ。歴史的には、このシグナルは強い上昇トレンドを予告することが多い。
しかし、その前に、短期の指標はもう少し複雑な話をしている。銘柄の8日SMAが36.41ドルと、ほとんどが現在の株価と一致している点から、短期的に慎重であると示唆している一方、その移動平均収束拡散(MACD)が1.53、相対力指数(RSI)が55.87という指標からは、穏やかな上昇トレンドが示されている。
売り圧力が掛かれば、投資家は、自分の頭をかきむしることになる混合シグナルを出す株式を所持することになるかもしれない。
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トゥルース+とトランプファクター
DJT株の市場での興味深さの背後には、メディアと政治の融合を成し遂げているトランプ・メディア・テクノロジー・グループがある。同社のストリーミングプラットフォームである「トゥルース+」では、保守的なトークショー、ライブニュース、天気予報などを提供する18のチャンネルが用意されている。
元政府職員がリーダーを務めるTMTGは、76億ドルの時価総額を持ち、ビジネスと政治が交錯する独自の領域を占めている。
同社の大株主である次期大統領であるドナルド・トランプ氏は、TMTGで正式な役職を持っていないが、その成功を受けて大きなメリットを得ている。
機会とリスクのバランス
潜在的なゴールデンクロスを期待してDJT株を狙う投資家は、そのリスクも考慮する必要があるかもしれない。過去1か月間に渡るこの銘柄の急騰(18.28%)は、同株における強い勢いを物語っているが、売り圧がこれ以上の株価上昇を抑制する可能性もある。
最終的には、DJT株は、トランプ氏の名前に因んでいると同じく、予測不可能な要素を持っている。大きく、一瞬で目を引く、そして退屈ではない。ゴールデンクロスが現実になったとしても、それが失敗したとしても、DJT株は注目すべき話題であるということは確かだ。
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