米国時間月曜日、米医薬品局(FDA)は、パーキンソン病を患う患者向けに、メドトロニック(Medtronic plc)(NYSE:MDT)のBrainSense Adaptive 大脳深部刺激(aDBS)およびBrainSense電極識別装置(EI)を承認した。
大脳深部刺激は、重大な神経障害に苦しむ脳の特定の部分に電気信号を送信するために最小侵襲の外科手術を通じて外科用の神経刺激装置を利用する。
メドトロニックは、パーキンソン病の治療に、独自のBrainSense Adaptive技術を備えたPercept DBS神経刺激装置を強化している。
関連読みもの: Medtronicの第3四半期決算:心血管および神経科学の成長が牽引、外科収益が低下、年間予測を再確認
この機能は、患者の脳活動に基づいたリアルタイムでの治療個人化を提供するもので、臨床設定と日常生活の両方で利用できる。
これにより、自動調整が行われ、刺激を手動で調整する必要が最小限に抑えられる形で、症状のコントロールに対する治療が強化される。
BrainSense Adaptive DBSは、Percept神経刺激装置が搭載されたメドトロニックDBS患者(パーキンソン病患者)および将来のメドトロニックDBS患者に利用が可能となっている。
メドトロニックのパーキンソン病における個別化治療用のBrainSense Adaptive DBSアルゴリズム(ADAPT-PD)トライアルは、臨床実践におけるこの新技術の可能性を示している。
FDAの承認には、患者がDBSの設定を行うためにかける時間を削減するMedtronic BrainSense EI装置も含まれており、患者がクリニックに通院する時間を削減できるようになる。この装置を使用することで、従来の電極選択よりも85%高速な正確で精密な初期プログラムを実施することが可能となる。
BrainSense aDBSとEIは、欧州でも利用可能となっている。米国の患者プログラムは、今後数週間以内に特定の医療システムで開始され、数ヶ月以内には国内全域で利用できるようになる予定だ。
株価アクション:月曜日の最新チェック時点で、MDT株は90.70ドルで0.85%上昇している。
次に読むべきは:
写真提供:シャッターストック