先週土曜、米国食品医薬品局(FDA)は、GSK plc(NYSE:GSK)の10歳から25歳の個人を対象とした脳脊髄膜炎A、B、C、WおよびYグループ用のワクチン「ペンメンビー」(Meningococcal Groups A, B, C, W, and Y Vaccine)を承認した。
ワクチンは、侵襲性髄膜炎(IMD)を通常引き起こすニューモジ属髄膜炎(A、B、C、W、およびY)に対処することになる。
ワクチンは、GSKの2つの確立された髄膜炎菌ワクチン「ベクセロ」(Meningococcal Group B Vaccine)および「メンビオ」(Meningococcal [Groups A, C, Y, and W-135] Oligosaccharide Diphtheria CRM197 Conjugate Vaccine)の抗原成分を組み合わせている。
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この規制の申請には、2つの第3相試験の結果を根拠としており、この2つの試験には、10歳から25歳までの4800人以上の参加者に対して、ワクチンの安全性、耐容性、および免疫応答が評価された。
安全性のデータは、GSKの承認済み髄膜炎菌ワクチンと一致する安全性プロファイルを持つことを実証している。
GSKのMenABCWYワクチンを医療提供者の実務に組み込むことで、髄膜炎ワクチンの投与を簡素化し、米国疾病予防管理センター(CDC)が勧告を出している5種類のニューモジ属髄膜炎(A、B、C、W、Y)による共通の病因グループに対して、もっと多くの米国の思春期の若者を保護することができる。
この人口におけるIMDの主要な原因はMenBであり、推奨される2回分のワクチンは13%未満の人が受け取っており、最低でも1回のワクチンを32%の人が受け取っている。GSKは米国で現在注射されているMenBの4分の3のワクチンを製造しており、MenBを含むワクチンの接種は、同じ製造会社のMenBワクチンで完了する必要があるため、GSKは米国市場をリードするには理想的なポジショニングとなっている。
2025年2月26日のCDC諮問委員会(ACIP)の会合では、GSKのMenABCWYワクチンの思春期および若者への適切な使用に関する勧告を投票する予定だ。
株価の反応 最終確認時点の火曜のプレマーケットセッションでGSK株は36.41ドルで0.64%上昇している。
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