製薬大手GSK(NYSE:GSK plc)は、GLISTENと呼ばれる原発性胆管炎(PBC)に伴う慢性的なかゆみ(かゆみ)を有する大人を対象としたリネリキシバットの第3相世界規模試験のヘッドライン結果を発表しました。
リネリキシバットは基準を達成し、24週間の間にプラセボに対して月次総かゆみスコアベースラインからの統計的に有意な低減が示されたことがわかりました。
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この試験では、リネリキシバットの安全性予備結果は、一般的には以前のリネリキシバット研究で見られた結果と一致しています。これらのデータのさらなる分析が進行中です。
GLISTENの試験は、慢性的な瘙痒(しょうよう)症候群に対するガイドライン推奨治療法の安定した投与量を受けているPBC患者、無治療時の症状、または以前に治療を受けたことのあるPBC患者を募集しました。
リネリキシバットは、アメリカと欧州で希少疾患用医薬品(オーファンドラッグ)指定を受けています。
GSKの呼吸器/免疫研究開発シニアバイスプレジデント兼グローバル責任者であるカイヴァン・カヴァンディ氏は、「リネリキシバットはPBCにおける痒みの治療に特化して開発された初めての世界規模の治療法となる可能性を秘めています」と語りました。
2030年までに、PBCと診断された人は世界中で51万人に達する見込みで、240,000人以上が治療を必要とする慢性的なかゆみを経験するでしょう。
GLISTENの全体的な結果については今後の科学的な会議で発表される予定です。
今年8月、GSKはNICE(イギリス国立医療技術評価機構)に、薬価・適応評価のタイムラインを調整するよう要請しました。したがって、薬価・適応評価(NICE)は2025年9月下旬にスタートする見込みです。提出期限は2025年11月下旬に設定されています。
この変更により、GSKはNICEに対して、薬価・適応評価についての緻密で詳細な提出書を作成するためのより多くの時間を確保できるようになります。
株価動向: 火曜日の最終チェックで、GSK株は1株33.50ドルで0.56%下落しています。
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