Kraft Heinz Company (NASDAQ:KHC)が2023年度第4四半期の売上が約658億ドル(約7兆6000億円)と前年同期比4.1%減少し、アナリストの予想額を下回った。
北米地域では売上が3.9%減少し、国際開発市場でも3.6%減少した。
総純利益は3.1%減の約224億ドルで、マージンは30ポイント拡大し34.1%となった。同四半期の営業利益は103.1%減の約(40)億ドルと大幅落ち込んだ。
減損損失を除く販売、一般管理費は11.7%減の約89.8億ドルとなった。1株当たりの調整EPSは0.84ドルで予想額の0.78ドルを上回った。
12月28日時点のKraft Heinzの現金および同等のものは合計150億ドルだった。2023年のオペレーティングキャッシュフローは42億ドルで、フリーキャッシュフローは32億ドルだった。
2024年12月29日時点で、Kraft Heinzは公表された自社株買い取りプログラムの下で約19億ドルの自社株の残りの許可を再購入することができた。
同社CEOカルロス・アブラムス=リベラ氏は「2024年は売上の面で私たちの期待を下回る結果になるなど、非常に厳しい1年でしたが、利益率を保護し、業界をリードするマージンを確保し、強力なキャッシュフローを生み出し、株主に対して27億ドルの資本を返還するという点で慎重であり続けました」とコメントしている。
Kraft Heinzは2025年3月28日に1株あたり0.40ドルの普通株式配当を宣言し、2025年3月7日時点の株主に支払われることを発表した。
見通し:Kraft Heinzは2025年度の調整EPSが2.63~2.74ドルであると見込んでおり、市場予想の3.04ドルを下回るという。
同社は同年度のオーガニック純売上高が前年比2.5%減少から横ばいになると予測している。
株価変動:水曜日の最新取引では、KHCの株は28.13ドルで4.90%下落している。
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