金曜日のプレマーケットでは、NIO社(NYSE:NIO)の株が上昇している。
この中国・上海に拠点を置く企業は、Mastercard Incorporated(NYSE:MA)との戦略的提携を発表した。
この協力は、NIOの中国国外ユーザー向けの車関連の決済サービスを拡充することを目指しており、CnEV Postが報告している。
この提携により、両社は、ユーザー向けの付加価値サービス、支払いの革新、データサービス、コンサルティング、共同マーケティング、ESG(環境、社会、ガバナンス)に関する取り組みなど、グローバルな施策に取り組むこととなる。
この提携により、Mastercardのカード会員は、充電、バッテリー交換、メンテナンス、車のレンタルサービスなどに関して、独自の特典を享受することができる。
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さらにNIO社とMastercardは、車載決済機能を統合し、ユーザーが充電、駐車、ショッピングなどの支払いをシームレスに行えるようにする予定で、それにより旅行全般の利便性が向上する。
この署名式には、NIO社の共同創設者である秦 礼宏およびMastercard社の中国総裁である張 晴が出席し、NIO社のグローバル拡大における重要な節目を記念した。
この提携により、両ブランドの国際的な届け先が拡大し、顧客体験が向上する見通しとなる、と報告書は付け加えている。
Benzinga Proによると、NIOの株は過去1年間で40%以上下落している。この銘柄に対する投資家の関心を引くのは、Invesco Golden Dragon China ETF(NASDAQ:PGJ)を通じて可能となるだろう。
グローバル成長を目指しNIO社は、その商標権に係るオーディとの争いにおいても重要な法的勝訴を獲得した、とCNeV Postが報告している。
この報告書によると、オーストラリアの知的財産当局はNIO社に有利な判決を下し、同社にES6、ES7、ES8の商標を登録する申請を進めることを許可した。
この判決によって、NIO社はグローバルにおいてインテリア財産権を確保しようとする同社の取り組みにおいて、重要な節目が迎えられたというわけだ。
株価動向: 金曜日の最終チェックで、NIO社の株は1.74%高の4.690ドルで取引している。
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