PACSグループ(NYSE:PACS)の株は、同社が第3四半期の決算と内部調査結果の開示を延期すると発表してから株価が下落しました。
同社は事業の予備的な成果を報告し、成長中の施設と成熟施設の稼働率はそれぞれ93.9%、94.5%で、総施設の稼働率は90.5%で、業界平均の77%を大きく上回っています。
PACSは6州にある56の施設を取得し、熟練看護ベッド2,889台と介護および自立居住ユニット1,334台を追加し、事業を拡大しました。
同社は今四半期、6億ドルを超える現金及び流動性を保有していると予測しています。
11月4日、Hindenburg Researchは、18人の元従業員や競合他社とのインタビューや、900以上の詳細な施設レベルの費用報告を調査した、5ヶ月にわたる調査結果を発表し、それによると、PACSの「転機」戦略は、原則として納税者の資金である 医療プログラムを体系的に搾取することに主眼を置いているとのことです。
Hindenburg調査によれば、PACSはCOVID時代の特例措置を悪用して、全国の施設ポートフォリオ全体で数千人の患者が受け取れるべきでなかったスキルケアのメディケア給付金を不正に受け取っていたということです。
Hindenburgは、このスキームが2020年から2023年までのPACSの営業利益と純利益の100%を超えることを見積もり、PACSのIPOを2024年初めに容易にしたと主張しています。
Jackson Murray、PACSの最高経営責任者は「我々は最近の第三者からの申し立てが誤解を招くものだと信じています。ただし、当社が患者にサービスを提供し、ビジネスを運営し、ステークホルダーと関わる際に、私たちが自分たちに高い基準を求める姿勢に照らして、監査委員会はこの申し立てについて調査を行っています。 この調査には外部カウンセルからもアシストを受けます」と述べました。
同氏はまた「連邦政府からは、当社が今週の第三者報告と関連があるかもしれない、当社のリファラル及び還付プラクティスに関する内部調査の要求を受けています。我々はこの手の申し立てを真剣に受け止め、引き続き連邦政府との協力を続けてまいります」とも述べています。
株価動向: 水曜日の最後の時点でPACSの株は36.1%安の18.88ドルで取引しています。
今後の展望: