ペプシコ社(NASDAQ:PEP)は、第3四半期調整後1株当たり利益(EPS)が2.29ドルとなり、アナリスト予想の2.26ドルを上回った。 四半期売上高239.37億ドル(前年同期比+2.6%)もストリートの見方である238.27億ドルを上回った。
「報告した純収益の成長加速は、国際業務のレジリエンス、北米飲料事業の勢いの改善、ポートフォリオ再編の効果を反映している」と会長兼CEOのラモン・ラガルタは述べた。
ペプシコ・フーズ・ノースアメリカ(PFNA)の純収益は前年同期比で横ばいだった。ペプシコ・ベバレッジズ・ノースアメリカ(PBNA)が2%成長し、インターナショナル・ベバレッジ・フランチャイズ(IBフランチャイズ)は横ばいだった。
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ラテンアメリカフード(LatAm Foods)売上は前年同期比で2%増加し、欧州、中東、アフリカ(EMEA)地域の売上は9%増加した。アジア太平洋地域の売上も同様に2%増加した。
四半期の総利益は、前年同期の129.23億ドルから128.24億ドルに減少した。
調整後の粗利益率は53.9%に縮小(前年同期比55.5%)し、第3四半期の調整後営業利益率は17.3%に縮小(前年同期比17.9%)した。
「今年の残りの期間とそれ以降を見据えた場合、最優先事項は成長の加速とコスト構造の積極的な最適化である」とラガルタは付け加えた。
同社はまた、ポートフォリオの変革を加速するためにイノベーションの導入を強化していると述べた。 また、消費者により良い価値を提供するために価格パック構造を改善し、将来の取り組みのためにコスト基盤の適正化を図っていることを付け加えた。
新CFOを任命
ペプシコは、新たにスティーブ・シュミットをエグゼクティブ・バイス・プレジデント兼最高財務責任者に任命し、2025年11月10日より発効される。シュミットは、30年以上勤務した後に退職するジェイミー・コールフィールドの後任となる。
シュミットは、ウォルマート米国のEVP兼CFOを務め、金融機能の管理やコスト管理、デジタル変革の推進を担当していたウォルマート(NYSE:WMT)からペプシコに移籍した。
ウォルマート入社前は、ヤム・ブランズ(NYSE:YUM)で数々のリーダーシップを担い、長期的な成長戦略を形作る中で、ファストフード店や外食事業の分野で深い専門知識を得た。
見通し
同社は、為替換算や商品の時価評価などGAAPの影響を確実に予測できないため、2025年のノンGAAPガイダンスを発表した。
単一数字台の低いオーガニック収益の成長と前年同期比でほぼ横ばいのコア通貨定数EPSを予想している。
経営陣は、20%のコア実効税率と、76億ドルの配当金と10億ドルの自社株買いを含む86億ドルの総株主還元を見込んでいる。
為替換算に関しては、報告された純売上高とコアEPSの成長に対して0.5ポイントの逆風になると予想されており、従来の1.5ポイントの逆風から改善されている。
これらの仮定に基づくと、2025年のコアEPSは2024年の8.16ドルから0.5%減少すると予想される。
株価の動き: PEP株は木曜日のプレマーケットで2.64%上昇し、142.51ドルで取引されていた。
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