水曜日、Relmada Therapeutics, Inc (NASDAQ:RLMD)がReliance II第3相試験の予定内中間分析の結果を発表した。
Reliance IIは、重度のうつ病(MDD)の補助療法としてREL-1017を他の承認済み抗うつ薬と併用することの効果を評価するためのものだ。
独立したデータ監視委員会(DMC)の分析によれば、Reliance II第3相試験は無駄であり、統計的有意性がない状態で主要な有効性の最終目標に達する可能性も低い。
新たな安全信号は報告されていない。
RelmadaのCEOであるSergio Traversa氏は、「今回の中間分析の結果に失望しています」と述べた。 「これらの結果に基づいて、RelmadaはREL-1017プログラムの今後の手順を決定するために完全なデータセットを評価する予定です。同社は、代謝性疾患の治療に関する第1相試験を進めます。また、REL-P11の第1人体試験を行っており、患者さんの投与を引き続き進めています。REL-1017プログラムに参加してくれた患者さん、および調査対象となった施設には感謝しています。」
Relmadaは2021年7月、新規のサイケデリック製剤と誘導体プログラムの開発および商業化権を取得した。サイケデリック製剤や誘導体は、神経活性のプラスチシティ(可塑性)を持ち、神経変性疾患を改善する潜在的な可能性を持っている。
Relmadaは、低用量のサイケデリック製剤を使用して代謝疾患の治療に利用できる可能性を特定し、米国肝臓疾患研究学会でそのデータを発表した。
去年、Relmada Therapeuticsは、重度のうつ病(MDD)を患う患者を対象としたREL-1017の第3相試験(試験310)で、新規に治療を受ける患者(204患者)に対する有効性結果を報告し、また全被験者(627患者)に対する安全性結果も報告した。
REL-1017を1年間毎日投与された患者では、うつ病に関連する症状やそれに伴う機能障害に対する迅速で臨床的に有意なそして持続的な改善が見られた。
11月には、Relmada Therapeuticsは、代謝疾患の治療に向けたREL-P11の第1相単回投与試験(SAD)の投与を開始した。同社は、第2a相概念実証試験を2025年2025年の前半に開始する予定だ。
株価動向:水曜日の最終取引時点で、RLMD株は0.68ドルで75.4%下落している。
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