Silexion Therapeutics Corp.(NASDAQ:SLXN)は、最初の膵臓がん治療法の構成要素との併用による同社のSIL-204の相乗効果を実証する新しい動物実験の結果を明らかにした。
この追加の動物実験データによれば、SIL-204は、膵臓がんの最も一般的な突然変異であるKRAS G12D 突然変異を有する人間膵臓腫瘍細胞株に対して試験された際、膵臓がんの治療によく使われる2つの主要成分である5-フルオロウラシルとイリノテカンとの間で有意な相乗活性を示した。
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また、細胞毒性化学療法薬のゲムシタビンとの相乗活性も観察された。
- これらの腫瘍細胞株の収束後に相乗活性が観察され、SIL-204が5-フルオロウラシルとイリノテカンの併用、およびゲムシタビンの効果を増強する可能性があることが示された。
- 動物実験モデルでは、5-フルオロウラシルとイリノテカンをSIL-204と組み合わせて投与したところ、細胞毒性化学療法剤単独で治療した場合と比較して約3日後にがん細胞の収束が有意に減少した。
Silexionは、SIL-204による毒性学的研究を今後の数か月間で開始し、同社はSIL-204を2026年上半期に第2/3相臨床試験に進展させる予定であり、まずは局所進行性膵臓がん(LAPC)に焦点を当てる。
同時に、同社は大腸がんモデルのSIL-204に関する動物実験を開始する予定である。
この一方で、Silexion Therapeuticsは1株につき1.35ドル、および同社の登録株式につき1つの新株予約権を投資家に対して合計370万株の上限で公開株式募集を行い、総額500万ドルの売上を計上した。
SLXN株の株価アクション 本稿執筆時点の木曜日、1株あたり89セントで約42.96%安の取引となっている。
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写真:ロミックス イメージ/シャッターストック