水曜日に Vor Bio Inc. (NASDAQ:VOR)は、共同研究者のRemeGen Co., Ltdが中国で実施しているテルイタシセプトの治験3相のA期における主要評価項目を達成したことを明らかにした。この治験は成人のIgA腎症(IgAN)におけるテルイタシセプトの有効性を評価するものだ。
IgA腎症は別名バーガー病とも呼ばれ、自身の抗体免疫グロブリンA(IgA)の異常凝集塊が腎臓のろ過単位である糸球体に沈着し、炎症と損傷を引き起こす自己免疫性腎疾患である。
詳細は今後の医学会で発表される予定だ。
関連:Vor BiopharmaのRemeGen社との取引が数十億ドル規模の自己免疫市場への道を開く
「テルイタシセプトは重症筋無力症からシェーグレン症候群、そして今度はIgA腎症に至るまで、自己免疫疾患に対する一貫した疾患修飾活性を示し続けている」とJean-Paul Kress医師(最高経営責任者兼取締役会長)は述べている。
中国のこの研究では、標準治療を受けた318人の成人IgAN患者を登録している。
治験3相研究のA期において、テルイタシセプトは蛋白尿の減少という主要評価項目を達成し、39週時点で24時間尿中タンパク質/クレアチニン比(UPCR)の55%の減少を示したプラセボよりも有意に高い (p<0.0001)。
UPCRはIgANにおける疾患活動性の客観的かつ世界的に認められた規制マーカーである。テルイタシセプトは有利な安全性プロファイルを示した。
RemeGenは、承認された場合、中国でテルイタシセプトの5番目の適応症となるIgANに対する生物製剤使用許可申請書(BLA)を中国国家医薬品局(NMPA)の医薬品評価センター(CDE)に提出する計画であることを明らかにした。
8月にRemeGenは、成人の原発性シェーグレン症候群におけるテルイタシセプトの評価を目的とした中国での3相臨床試験のデータを発表している。
中国の治験3相試験では、EULARシェーグレン症候群疾患活動性指数(ESSDAI)の改善によって疾患活動性の主要評価項目が達成された。ESSDAIはプラセボに対する全身性疾患活動性の重症度を測定する包括的な12領域指数である。
価格の動き: 水曜日の最終チェック時点でVOR株は3.37%安の2.00ドルで取引されている。
次に読む:
Shutterstock経由の写真