2月14日のニューヨーク株式市場で、アッヴィ (AbbVie Inc) (NYSE:ABBV) の株価は急落し、1株当たり0.84ドル安の172.96ドル(約18,073円)を記録している。
成分1株当たり1ドルの配当を行う予定で、PANSS(陽性および陰性症状尺度)総スコアにおけるベースラインからの変化でプラセボ群に比べて統計的に有意な改善を示すという主要エンドポイントに達しなかったため、統計的な有意性を示す第2相試験が2つとも失敗した。
Truistは、この結果が原因で、ブリストル・マイヤーズ・スクイブ (Bristol Myers Squibb & Co) (NYSE:BMY) のコベンフィ(ザノメリンおよびトロスピウムクロライド、商品名KarXT)は、より少ない商業競争を有することになると述べた。
このアナリストは、AbbVieのこの結果によって、同社が 3四半期決算発表電話会議で強調したネウロサイエンス(神経科学)の戦略について疑問が生じるだろうとも述べている。
このアナリストは、エムラクリジンの成長見通しについては引き続き強気であり、特にI&Iフランチャイズの免疫学からはそうした見通しを持っていると語った。 Buy評価と215ドルの株価ターゲットを維持。
エムラクリジンは、先日パーキンソン病の第3相試験で良好な結果を報告したタバパドンとともに、昨年アッヴィがCerevelを買収した際のものだった。
第3相試験は、26週目において主要評価項目に達し、投与された2つの用量において統計的に有意な改善を示した(プラセボ+1.8、5mg投与群-9.7、15mg投与群-10.2対プラセボ)(運動障害協会統一パーキンソン病評価尺度)第II、III部門の総合スコア 。
アナリストが予想を下回るトップライン収益成長率を更新
BMOキャピタル・マーケットは、「アッヴィのI&Iの根幹のテーゼは不動であるが、この結果は痛い」とコメントしている。
アナリストは、株価ターゲットを228ドルから208ドルに引き下げ、引き続きアウトパフォーム評価を維持し、免疫学のポートフォリオに対する信頼を挙げている。
アナリストは、ネウロクラインバイオサイエンス(Neurocrine Biosciences Inc) (NASDAQ:NBIX) がNBI-1117568のスケールダウンデータを使用する第2相試験は一定の効果を示したとしても、この結果は全くもって無意味であるとコメントしている。 このアナリストは、ブリストルのコベンフィが今後すぐには統合症市場を独占することになると付け加えた。
BMOは、統合症の症状を示すグローバルな調整ピークセールスに39億ドルのポテンシャルがあると以前に見積もられたエムラクリジンの成功確率を0%に引き下げた。
株価変動:本日時点でABBV株は0.84%安の172.96ドルで取引を終えている。
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