JPモルガンのChristopher Horversアナリストは、Costco Wholesale Corporation(NASDAQ:COST)について、株価予測が1,090ドルで「オーバーウェイト」の格付けを再度繰り返した。
アナリストは、ビジネスの持続的な利益、さまざまなセクターや地理における株式の増加(電子商取引の成長を含む)および大型商品の景気循環に対するコストコの影響(売上約20%)が、同社の業績の強さに貢献すると提案している。
また、広告収益から生じる利益も、消費者セクターを含む、アナリストによってカバーされるトップ企業にとってコストコの基本的なストーリーを難しくする要素であるという。
Horvers氏によると、コストコのように各国で成功した大手小売業者は他にないし、同クラブ型のビジネスモデルは、小売業の一番上に位置する自動車部品と共に、最高のセクターにランクされているという。
アナリストによると、コストコの2025会計年度の1株当たり利益(EPS)予測は18.24ドル、2026会計年度の1株当たり利益(EPS)予測は19.67ドル。
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Morgan StanleyのSimeon Gutmanアナリストは、この株についても「オーバーウェイト」の格付けを維持し、株価予測を950ドルから1,150ドルに引き上げた。
アナリストは、コストコの業績は、過去10年間で小売業の中でも最高のものの1つと一貫していると指摘し、同社は過去の約6%の平均売上約成長と、約10%のEBIT成長を報告していると述べた。
Gutman氏は、この会社の収益の勢いが今後数四半期でさらに加速する可能性が高いとし、その背景には、このコストコの価値提案が健全な高所得消費者に魅力的であること、2025年の変換率に対する過去の電子商取引の仕事の影響、そして損益計算書を通じた会費の増加の流れがあると述べた。
コストコの売上と会員数の増加がこのように安定しているビジネスを見つけるのは珍しいことであり、コストコは電子商取引の課題からも比較的独立しているため、その価値提案は他の小売業者とは一線を画しているとのこと。アナリストは、近い将来、コストコが新たな売上増加を見込んでおり、同社の利益力は高まっていると考えており、インフレ率が高いというものがあっても、それにかかわらずコストコの利益力はより強く見えると述べた。
株価の動き:最終確認時点の金曜日、COST株は0.98%高の998.06ドルで取引を終えている。
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