製薬・ヘルスケア企業Sanofi SA(NASDAQ:SNY)が、L’Oréal SA(OTC:LRLCF)という長年の投資家から自社株式の2.3%を買収したことを受け、同社はその自社株買い戻し計画を継続していることを発表しました。
Sanofiの取締役会は、L’Oréalから2960万株の取得を承認しており、2025年1月31日の終値に対して2.8%のディスカウントを体現しています。
このトランザクションの総額は30億ユーロ(約3.07十億ドル)で、契約が最終決定された後、取得した株式は2025年4月29日までにSanofiによって取り消されます。
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最高財務責任者(CFO)のFrançois Roger氏は「L’Oréalを最大の株主の一つとして維持できて嬉しく思っています。この取引は、Sanofiが戦略的な優先事項を遵守し、主要なパートナーシップの強さを維持しつつ持続可能な価値の創造に対する取り組みを強調しています」と述べています。
この取得はオフマーケットのブロック取引を通じて行われ、追加条件はなく、取引は今後数日で完了する予定です。
株式取り消し後、L’OréalはSanofiの総発行株式の7.2%と投票権の13.1%を保有し続けます。
この行動はSanofiの1株当たり利益を押し上げると予想されており、同社の財務基盤を強化し、株主に追加価値を提供する見通しです。
一方、L’Oréalにとっては、この取引は、特に最近の買収を考慮すると同社の財務構造を改善することを目的としており、同時に資金調達源を拡大することも狙っています。
株価アクション: コメント記入時のプレマーケット取引で、Sanofiの株は1.79%安の1株53.37ドルで取引されています。
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画像提供:Shutterstock/ bangoland