サノフィ(Sanofi SA)は、悪性血液腫瘍(再発性多発性骨髄腫または難治性多発性骨髄腫)の成人患者を対象にSarclisa(イサツキシマブ)の皮下投与に関する第III相IRAQLIA試験の結果を公表した。
試験はSarclisa SCがポマリドマイドとデキサメタゾン(Pd)との組み合わせで、非劣性の客観的応答率および安定状態での投与前濃度(Cトラフ)の共同主要評価項目を達成したことを示した。
主要評価項目の補助的評価項目も達成され、その一部には非常に良好な部分的反応、点滴反応の発生率、サイクル2におけるCトラフも含まれた。
この研究は引き続き行われており、詳細な結果は今後の医学会で発表される予定。
Sarclisa SC製剤の異なる組み合わせおよび治療ラインを横断して評価する追加の研究が進行中である。
Sarclisa SCの安全性および有効性、およびenFuseデバイスの安全性および有効性は、それらの承認済みの適応外でどのような規制当局によっても評価されていない。米国と欧州での規制当局への提出は2025年上半期に計画されている。
今年9月、米国食品医薬品局(FDA)は、自家幹細胞移植が適応外の新規多発性骨髄腫患者を対象に、ボルテゾミブ、レナリドミド、デキサメタゾン(VRd)との併用によるSarclisa(イサツキシマブ)の使用を承認した。
今年8月、サノフィは、自家幹細胞移植が適応可能な新規多発性骨髄腫患者を対象とした、Sarclisaとレナリドミド、ボルテゾミブ、デキサメタゾン(RVd)の併用による誘導療法後の再発防止目的のメンテナンス療法と比較した第III相GMMG-HD7試験の新しい結果を発表した。
このデータによると、誘導療法中にRVdとSarclisaを併用することで、再発防止期間(PFS)は有意に延長され、メンテナンス療法に関わらず疾患の進行または死亡がより少なくなることがわかった。
「株価の動き: 水曜日、SNYの株は49.23ドルで取引を終えた。
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