Sony Group Corp.(NYSE:SONY)のSony Interactive Entertainment(SIE)は、Olivier Courtemanche氏をモバイル部門の新しい責任者に、Justin Kubiak氏をモバイルビジネス開発、パートナーシップの責任者に任命した。両氏はLinkedInを通じて新しい役割を共有している。
GamesIndustry.bizによると、2022年にSIEに加わったCourtemanche氏は、PlayStationのモバイル担当共同責任者を務めていたKris Davis氏と共に新しい役職に就くことになるという。
ゲーム業界におけるCourtemanche氏の経歴
Courtemanche氏は、Sonyに入社する前、Meta Platforms Inc(NASDAQ:META)、Zynga、ウォルト・ディズニー・カンパニー(NYSE:DIS)、エレクトロニック・アーツ(NASDAQ:EA)などの大手企業で幅広い経験を積んできた。
一方、Kubiak氏は、PlayStationのモバイル部門のライセンスおよび開発パートナーシップをリードしていたところから新しい役割に移ることになる。Kubiak氏は昨年SamsungからSonyに加わって以来、ゲームパートナーシップを監督していた。NCSoft、Scopely、ディズニー・インタラクティブでのキャリアも活かしながら、新しい役割にチャレンジすることになる。
これらのリーダーシップの変更が発表されたことにより、Sonyのモバイルゲームを巡る状況が注目されることになる。先月、同社は最初の自社モバイルゲームスタジオNeon Koi(2022年にSavage Game Studiosとして買収)を閉鎖した。同スタジオは業界のベテランであるRockstar、Wargaming、Rovioのメンバーによって設立され、2023年末には最終的に閉鎖された。
今年5月には、新たなPlayStationモバイルプラットフォームを立ち上げるための求人募集が行われていた。
この求人募集では、「システムアーキテクトの経験豊かなソフトウェアエンジニア」「バックエンドサービスの管理」「既存のPlayStationサービスとの統合」を行う人物を募集していた。
この動きは、Sonyがモバイルゲームへの投資を増やしていることを示しており、9,000億ドルの成長性のあるモバイルゲーム市場を抑えるために、有限なモバイルポートフォリオを超えて強固な立場を確立しようとしていると言えるだろう。
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