Church & Dwight Co Inc(NYSE:CHD)は、10億3,000万ドル(約1兆7,000億円)の売上高を報告し、これは分析家の予想コンセンサスである10億2,600万ドル(約1兆4,000億円)を上回っている。
オーガニック売上高は前年比4.2%増となり、このうち3.0%が高いボリュームから、残りの1.2%がプライスと商品ミックスのプラス面から駆動されたものである。
米国内の消費者からの純売上高は2.7%増、国際消費者からの売上高は10.2%増となった一方、特殊製品の売上高は6.6%減少した。
同社は、ARM&HAMMER液体洗濯洗剤、HEROニキビ製品、THERABREATHうがい薬の売上高の増加について、この要因に部分的にはビタミン事業とSPINBRUSHの収益が減少したことを原因としている。
総利益は3.9%増の7億7900万ドル(約11040億円)で、総利益率は1%の拡大(前年比で10ベースポイント)で、44.7%となった。調整後の1株当たり利益(EPS)は0.77ドルで、これは予想コンセンサス通りの水準だった。
四半期の営業利益は18.8%増の2億5700万ドル(約3兆6100億円)、営業利益率は16.2%となった。
同社は12月末時点で、現金および同等の価値で9億6400万ドルを保有していた。1年間の営業活動による純現金は、合計11億6000万ドルだった。
同社の取締役会は、2025年2月14日の取引終了時点での株主に対する配当金を1株あたり0.28375ドルから0.295ドルに増額することを決定した。この配当金は2025年3月3日に支払われる。
見通し:Church&Dwightは、2022年度の純売上高成長率が2.5〜3.5%、オーガニック売上高成長率が3〜4%になると予測している。同社は、2022年度の調整後EPSの成長率が7〜8%になると予想している。
同社は第1四半期に、調整後の売上高が約1%のペースで、オーガニック売上高が約2%のペースで成長すると予想している。
同社は、第1四半期には調整後の1株当たり利益(EPS)が前年比6%減の0.90ドルになると予想しているが、これは予想コンセンサスの0.98ドルに対しての結果である。
同社は、マーケティング支出が第1四半期に集中するため、2025年の後半に向けてEPSの成長が重くなると予想している。
株価の動き:株価は、このニュースが公表された2月25日の時点で前営業日比1.56%低下の105.45ドルで取引を終えている。
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