Honeywell International Inc.(NASDAQ:HON)の株は、同社が第3四半期決算を発表し、「24会計年度の業績見通しを更新した」ことで反落しています。
売上高は約97.28億ドルで、前年比6%増(オーガニックベースで+3%)となりました。これは、約99.01億ドルというコンセンサスを下回る数字です。
売上高の増加要因として、国防・宇宙、商業航空、建物ソリューションの各セグメントで堅調な成長があげられています。
調整後の1株当たり利益(EPS)は2.58ドル(前年比+8%)となり、コンセンサスの2.50ドルを上回る結果となりました。
セグメント別売上:航空宇宙技術が約39.12億ドル(前年比+12%)、産業オートメーションが約250億ドル(前年比-5%)、建物オートメーションが約175億ドル(前年比+14%)、エネルギーおよび持続可能ソリューションが約156億ドル(前年比+1%)。
四半期末のオペレーティング利益率は19.1%のまま、セグメント利益率は23.6%で前年同期比変わらずとなりました。
オペレーティングキャッシュフローは約20億ドル、フリーキャッシュフローは約17.2億ドルでした。Honeywellの2024年9月30日時点の現金および現金同等物は約106億ドルでした。
同社はM&A、配当、資本支出に約31億ドルを投入しました。
24会計年度の業績見通し: 会社は、売上高の見通しを約3,860億ドル~38.8億ドル(これまでの3,910億ドル~39.7億ドルから低下)に引き下げました。コンセンサスは約39.20億ドル。
また、Honeywellは調整後の1株当たり利益(EPS)の見通しを約10.15ドル~10.25ドル(これまでの10.05ドル~10.25ドルから)に引き上げました。コンセンサスは約10.13ドル。
さらに同社は、セグメント利益率の見通しを約23.4%-23.5%(これまでの23.3%-23.5%から)に引き上げ、セグメント利益率の縮小率は10bpsからフラットに変更しました。
Honeywellは、オペレーティングキャッシュフローを約62億ドル~65億ドル、フリーキャッシュフローを約51億ドル~54億ドルと予想しています。コンセンサスは約51億ドル~54億ドル。
Honeywellの会長兼最高経営責任者(CEO)Vimal Kapur氏は、「当社のアクセラレーター オペレーティング システムと実行文化のおかげで、一時的な売上の逆風にもかかわらず、セグメント利益が6%成長しました。当社は、今後も健全な受注動向とバックログの逐次成長を継続して見ており、今回の四半期末にクローズした買収の影響を除いても、長期的な目標を達成する能力に自信を持っています」と述べています。
「今年、当社はHoneywell ポートフォリオの簡素化と最適化において大きな進展を遂げ、Advanced Materialsの分社化とPPE事業の撤退計画の発表、および4件の戦略的な買収のクローズを発表しました」
投資家は、Themes Transatlantic Defense ETF(NASDAQ:NATO)およびインベスコ エアロスペース&ディフェンス ETF(NYSE:PPA)を通じてHON株に露出を得ることができます。
株価動向 最終確認時点の今朝の取引で、HON株は前場で215.99ドルで1.98%下落しています。
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