木曜日、Pfizer Inc.(ファイザー)(NYSE:PFE)とAlliance Foundation Trials, LLC(AFT)は、第3相のPATINA試験の結果を発表しました。
この試験では、IBRANCE(パルボシクリブ)が現行のスタンダード・オブ・ケアの第一線の維持療法(誘導化学療法に続く)に追加された結果、ホルモン受容体陽性(HR+)、ヒト上皮成長因子受容体2陽性(HER2+)の乳がん転移性患者の無増悪生存(PFS)が統計的に有意で臨床的にも有意な改善が見られたという結果が示されました。
患者のIBRANCE投与と抗HER2療法(トラスツズマブまたはトラスツズマブ+ペルツツマブ)および内分泌療法との間の中央PFS中央は44.3ヶ月であり、抗HER2療法と内分泌療法のみで治療された患者の中央PFSは29.1ヶ月でした。
これにより、中央PFSが15ヶ月以上延長したことになります。
副次的エンドポイントである全体生存に関しては、分析時にまだ成熟していない状態です。
なお、PATINA試験におけるIBRANCEの安全性および耐性は、HR+、ヒト上皮成長因子受容体2陰性(HER2-)の乳がん(MBC)での既知の安全性プロファイルに一貫しており、新たな安全信号は見つかっていません。
IBRANCEで観察された最も一般的な副作用は、好中球減少症や白血球減少症などの血液毒性でした。
非血液毒性の副作用には、疲労、口内炎、下痢などが含まれており、一般的には軽度から中等度のものでした。
IBRANCEは2015年の初回承認以来、HR+、HER2- MBCのスタンダード・オブ・ケアの第一線治療法の地位を維持しており、108カ国以上で承認されています。
2023年には、Ibranceの売上が47.5億ドルを記録しました。
株価動向: 本日木曜日の最新情報では、PFE株は0.24%上昇の25.29ドルで取引しています。
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