先週6日間連続で株価が上昇する中、投資家たちは今週も最新の決算発表に注目を集めていた。
先週、重要なテック企業が今週に決算を発表することが決まり、ナスダック総合株価指数はプラスで一週間をスタートさせた。一方、ダウ工業株30種平均とS&P500指数はマイナスでスタートした。
S&P500指数に属する企業の5分の1近くが今週、自社の決算を発表する見通しだ。ファクトセットによれば、S&P500企業の累計決算は今週で5四半期連続で増加する。 (出所)
火曜日、GE Aerospace(NYSE:GE)、Lockheed Martin Corp.(NYSE:LMT)、3M Company(NYSE:MMM)、Verizon Communications Inc.(NYSE:VZ)、General Motors(NYSE:GM)などの企業の決算情報が発表される見通しだ。
先物 | 銘柄 | パフォーマンス(+/-) |
Nasdaq 100 | -0.65% | |
S&P 500 | 0.00% | |
ダウ | -0.48% | |
R2K | -0.90% |
月曜日のプレマーケット取引では、SPDR S&P 500 ETF トラスト(NYSE:SPY)が580.71ドル(約66,941円、0.50%安)、 Invesco QQQ ETF(NASDAQ:QQQ)が492.19ドル(約56,582円、0.65%減)となった。
前場の材料:
先週の最初の取引日、S&P500指数とダウ工業株30種平均はマイナスで一日を終え、一方でナスダック総合株価指数はプラスで取引を終えた。
AI関連株が急伸し、Nvidia Corp.(NASDAQ:NVDA)は新たな歴史的な高値でクローズした。この好調な雰囲気がライバル企業にも波及し、Marvell Technology Inc.(NASDAQ:MRVL)、Advanced Micro Devices Inc.(NASDAQ:AMD)、Super Micro Computer Inc.(NASDAQ:SMCI)が急騰した。
金曜日の取引時間中、ダウ工業株30種平均とS&P500指数は新たな記録高に上昇した。
指数 | パフォーマンス(+/-) | 値 |
ナスダック総合 | 0.27% | 18,540.01 |
S&P 500 | -0.18% | 5,853.98 |
ダウ | -0.80% | 42,931.60 |
R2K | -1.60% | 2,239.71 |
アナリストの見解:
米連邦準備制度(FRB)の関係者が慎重な見解を示したことにより、投資家たちが今後の金利引き下げに対して不安を感じた。カンザスシティFRB(連邦準備銀行)のシュミット総裁は「慎重かつ慎重な行動方針が適切であると考えられる」と述べた。
一方、サンフランシスコFRBのダリー総裁は、FRBが金利を据え置く理由がないと明言した。「私は、金利を引き続き引き下げる理由を示す情報は何も見ていない」とダリー総裁はウォールストリートジャーナルに語った。
Fundstratのリサーチヘッドトム・リー氏はCNBCのインタビューで、S&P500指数に含まれる企業が今四半期、売上高が前年同期比5%増になると予想している。 CNBC
リー氏は「これまでとても高品質な決算シーズンになっている。Q3決算は良好だが、まだ早い」と語った。
「強いパフォーマンスを発揮している株は、本当にまだ‘ディップを買う’市場なのだ」と述べた。
リー氏は、金融株が予想を上回る決算を発表した後、今後は工業株に注目するよう投資家にアドバイスしている。
関連記事
今後の経済指標
火曜日の経済指標は、これまでに1つの主要スピーチのみが予定されている。
- フィラデルフィアFRB(連邦準備銀行)のハーカー総裁が午前10時にスピーチを行う見込み。
焦点となる銘柄:
- 火曜日のプレマーケットで、ジェネラル・モーターズ(NYSE:GM)の株価が前日比約3%上昇。同社は、今年3回目の利益予想の引き上げとともに、予想を上回る決算を発表した。
- 火曜日のプレマーケットで、ロッキード・マーティン(NYSE:LMT)の株価が約1%上昇し、同社は第3四半期決算を発表した。
- Apple Inc.(NASDAQ:AAPL)の新製品iPhone 16は、中国のオンラインプラットフォームで「シングルズデー」プロモーションの一環として価格改定を実施した。
- Nvidia Corp.(NASDAQ:NVDA)の株価予想が上昇した理由は、AIへの需要が強かったため。Bank of AmericaはNvidiaの株価予想を165ドルから190ドルに引き上げ、投資調査会社CFRAは同社の株価予想を160ドルに引き上げた。
金利、為替、商品、グローバル市場
中国が経済を刺激するために主要な貸出金利を引き下げたことで、NY時間の前場、原油先物はほぼ1.10%上昇した。
10年債利回りは4.208%までわずかに上昇した。
火曜日のアジア株式市場は、中国の経済成長の懸念が高まる中、株式相場が混乱している。
火曜日の早い時間、欧州株式市場も混乱し、株価はマイナス圏に下落している。
次の記事を読む