世界中の循環経済に焦点を当てた主要企業であるLiquidity Services, Inc.(NASDAQ:LQDT)の株は、月曜の取引市場で下落している。
同社は、Auction Software/Simple Auction Siteの買収を発表した。取引条件は明らかにされていない。
2015年にRajesh Rajaram氏によって設立されたAuction Softwareは、様々な業界向けにオークションプラットフォームやマーケットプレイスプラットフォームを作成してきた。Simple Auction Site (SAS) は、スポーツ関連のコレクションや上質なワイン向けのオークションプラットフォームを提供することに焦点を当てている。
この動きによって、新たなプライベートレーベルとソフトウェア・アズ・ア・サービス(SaaS)部門「Liquidity Services Software Solutions, Inc.」が設立されることになる。
この買収により、Liquidity Servicesの循環型経済市場での進出が強化され、同社のソフトウェア開発リソースが強化され、起業家から大手多国籍企業まで、あらゆる規模のビジネスをより良くサポートできるようになるという。
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同社CEOのBill Angrick氏は、「この買収は、革新的なソリューションを用いて循環型経済市場での価値創造を支援するという私たちのコミットメントに一致している」とコメントしている。
この買収は、Liquidity Servicesが、前向き、逆向き、ハイブリッドのオンラインオークションを求めるビジネスを含む、増加する顧客基盤に対して、特注のSaaSソリューションを提供するという戦略の一環だ。
買収後もAuction Softwareの創設者であるRajesh Rajaram氏をはじめとする主要チームメンバーは、引き続きオークションプラットフォームの開発を監督するために同社に残る。
なお、この取引がLiquidity Servicesの全体的な財務業績に実質的な影響を与えるとは予想されていない。同社は2024年9月30日時点で、1億5550万ドル相当の現金および同等の資産を保有していた。
株価動向:月曜の最終確認時点のプレマーケット取引で、LQDTの株は7.10%安の34.65ドルで取引している。
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【写真:Shutterstockより】