AbbVie Inc.(アッヴィ)(NYSE:ABBV)の株は、好決算を受けて上昇している。同社は1株あたり2.16ドルの調整後四半期純利益を報告し、これはストリート予想の2.11ドルを上回った。 また、同四半期の売上高は約150億1020万ドルとなり、分析家の予想額である約148億270万ドルを上回った。これにより、売上高は発表ベースで前年比5.6%増、運営ベースで6.1%増となった。
免疫学ポートフォリオのグローバル純売上高は運営ベースで約72億9400万ドルとなり、前期比5.3%増となった。
ヒュミラ(Humira)のネット純売上高は運営ベースで48.7%減の約16億8200万ドル、スキリジ(Skyrizi)のネット純売上高は57.9%増の約37億7800万ドル、リンボック(Rinvoq)の純売上高は47.1%増の約18億3400万ドルとなった。
アッヴィの最高経営責任者(CEO)であるRobert A. Michael氏は次のようにコメントしている。「私たちは2025年に大きな力強さを持って乗り出し、米国でヒュミラの排他的販売権が失われてからわずか2年でネット売上高が過去最高を超えると予想しています」と語った。
同社の腫瘍学ポートフォリオのグローバル純売上高は運営ベースで約169億1000万ドル、前期比12.9%増となった。
イムブルビカ(Imbruvica)の純売上高は運営ベースで約8億4800万ドル、前期比6.2%減、ベンクレクスタ(Venclexta)の純売上高は運営ベースで約6億5500万ドル、前期比13%減、グローバル・エラーヘ(Global Elahere)の純売上高は約1億4800万ドルとなった。
同社の神経学ポートフォリオのグローバル純売上高は、発表ベースで約25億1000万ドル、運営ベースで19.8%増、または運営ベースで19.9%増となった。
ボトックス治療薬の純売上高は運営ベースで約8億7300万ドル、前期比13%増、ヴレイラー(Vraylar)の純売上高は運営ベースで約9億2400万ドル、前期比17.1%増、ウブレルビー(Ubrelvy)の純売上高は約3億3000万ドル、前期比29.6%増、クリプタ(Qulipta)の純売上高は運営ベースで約2億1000万ドル、前期比76.2%増となった。
展望: アッヴィは2025年の調整後1株純利益(EPS)の見通しを1株あたり12.12ドルから12.32ドルとしており、これはストリートの予想である1株あたり12.18ドルを上回る。
アッヴィは、2029年までの高一桁の複合年間売上高成長率の見通しを維持している。
アッヴィは、2027年のスキリジとリンボックの売上高予想を、以前の予想から400億ドル増の合計310億ドル以上に引き上げている。この内訳はスキリジが200億ドル以上、リンボックが110億ドル以上となる。
同社は、美容関連の売上高の見通しも更新している。アッヴィは、美容領域の2029年までの高一桁の複合年間売上高成長率を予想している。
株価動向:本日(金曜日)の最新取引で、ABBVの株価は7.87%上昇の189.47ドルで推移している。
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