6月3日の東京株式市場で日経平均株価が続伸し、前週末終値からの上げ幅が一時500円を超えた。
日本経済新聞によると、大型バリュー株が買われる中、3メガバンクの上昇が目立った。金利上昇による利ざや拡大期待に加え、企業の堅調な設備投資で資金需要が出るとの見方も強まった。
日経平均が3万9000円台を一時回復する原動力になった。日経平均の3日の終値は前週末比435円(1%)高の3万8923円だった。
前週末5月31日に発表された4月の設備投資データが市場の期待を上回り、投資家心理を押し上げた。
4月の設備投資データが市場の期待を上回ったことが、投資家心理を押し上げた。日本の4月の設備投資データは、前年同月比で5.3%増加し、予想の3.8%を上回った。これにより、企業の成長期待が高まり、株式市場にポジティブな影響を与えた。
さらに、日本の金利上昇も株式市場に影響を与えた。日本銀行は、インフレ抑制のために金利を引き上げる可能性があると示唆しており、これが銀行株の上昇を後押しした。
また、日本の経済見通しも改善している。政府は、2023年の経済成長率を2.5%と予測しており、これが企業の設備投資拡大の背景にある。