日曜日、KKR & Co. Inc. (NYSE:KKR)は、プライベート・エクイティ(PE)マネージャーのCVCとヘルスケアグローバルエンタープライズ(HCG)の最大株主となり、4億ドル(約44億円)で同社の完全な運営権を取得することで最終合意に達した。
同合意に基づき、KKRはCVC Asia Vから1株当たりインドルピー445ルピー(約5.13ドル)でHCGの最大54%の株式を取得する。
証券取引委員会(SEBI)のTOB(株式公開買い付け)規則に従い、KKRはこの取引の完了後に公開株主に対する公開買い付けを開始し、所有権の取得を54%から77%まで拡大することがありえる。
この取引は、規制当局の承認と通常の取引条件を待つ形で、2025年第3四半期までに成立する見通しだ。
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ノート上で、KKRインドPEパートナー兼ヘッドのアクシェイ・タンナ氏は「ヘルスケアはKKRにとってインド市場でテーマになっており、HCGへの投資は、インド国内の医療インフラ整備をサポートし、がん治療に関してもより多くの患者に対して必要な医療サービスとケアを提供することになる」と述べている。
特筆すべきは、この取引はKKRのアジアファンドIVを通じて実施されるため、同社はインドのヘルスケア部門に力を入れていることだ。KKRの過去の投資先には、病院、医療機器、医療テクノロジー、製薬企業などを含むBaby Memorial Hospital、Healthium、Infinx、Max Healthcare、JB、Gland Pharmaがある。
先週、KKRは、ENI S.p.A. との取引を通じ、Enilive株式の所有権を拡大し、総額5,875百万ユーロ(約614.4億円)の追加5%の株式を取得することで合意に達した。
第4四半期終了時点でKKRの現金および現金同等物は854億ドル。
KKRへの露出を得るには、FMフォーカス株式ETF(NYSE:FMCX)とEA シリーズ トラスト WHITEWOLF上場PE ETF(BATS:LBO)を購入することができる。
株価アクション: 金曜日、KKRの株は132.22ドルで1.73%安で取引を終えた。
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