AIの大手であるOpenAIは、Microsoft Corp.(NASDAQ:MSFT)の支援を受けて、Oracle Corp(NYSE:ORCL)から計算能力4.5ギガワットをリースすることで合意したと、Bloombergが報じた(英語ニュース)、関係者が明らかにした。 。
Oracleは、Stargate共同事業において70億ドルを拠出し、2026年には先行概算を大きく上回る250億ドルを資本支出に使う計画を立てている。
このような動きと一致して、OracleはStargateの年間収益が2028年度から始まる1つのクラウド契約が30億ドルという価値があることを発表している。この契約については、関係者が明らかにしていないものの、OpenAIがこの契約について約束したとされている。
Oracleもまた、OpenAIがこの契約の一方の当事者であるとされているが、詳細については明らかにされていない。この報道は、Financial Timesが報じた(英語ニュース)。
OpenAIと、SoftBank Group(OTC:SFTBF)(OTC:SFTBY)などのパートナーが含まれるOpenAIのプロジェクト「Stargate」は、米国および世界中にデータセンターを構築するため、5,000億ドルの投資を提案した。
同プロジェクトの目標は、米国と世界中にAIデータセンターを設立し、先進的なAIモデルのための計算インフラを根本的に変えることにある。
2025年1月21日、米国のトランプ大統領はStargateプロジェクトを正式に発表した。この事業の会長はSoftBankの創業者である孫正義CEOが務める。
この共同事業には、Oracleやアブダビの政府系ファンドであるMGXを含む設立パートナーから約500億ドルが調達されている。
新しいデータセンターの可能性のある場所は、テキサス州、ミシガン州、ウィスコンシン州、ワイオミング州、ニューメキシコ州、ジョージア州、オハイオ州、およびペンシルベニア州だ。 また、Oracleは開発パートナーであるCrusoeとともに、テキサス州アビリーンの1.2GWのStargate施設を拡張する計画も立てている。
Stargateの計算ニーズをサポートするため、Oracleはハードウェアへの大規模な投資を行っている。同社は、テキサス州アビリーンのデータセンターの電源供給として、Nvidia Corp.(NASDAQ:NVDA)のGB200チップを約40億ドルで購入する計画だ。
オラクルの株価は年初から38%上昇し、S&P 500およびNASDAQ総合指数の約6%のリターンを上回っている。同社の株価は、1株231.90ドルという52週間の最高値に近い水準で取引されている。
株価の先行きを予測するにあたり、ウェッブシークリティのアナリストであるダン・アイブス(Dan Ives)は、6月18日に、OracleをAIプレイを見落としている企業の1つとして名前を挙げた。 アイブス氏は、Oracleの現在の立場を2013年中ごろのMicrosoftの状況になぞらえ、その後の高まりを予想した。 イブスは、AIのトレンドに追いつく投資家がOracle株に投資を拡大すると予想している。アナリストのダン・アイブスは、AIのトレンドに追いつくために機関投資家がOracleに投資を拡大すると見込んでいる。 イブス氏は、Oracleが強力なエンタープライズ顧客基盤を持つAIインフラの重要なプレイヤーとして今後の展開を予想している。
ORCLの株価動向: 最終確認時点の本日のプレマーケット取引で、Oracleの株価は前日比0.63%高の231.42ドルで取引されている。
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