クラウドコンピューティングプラットフォームデザイナーのServiceNow(NYSE:NOW)の株は、金曜日に上昇して取引されている。同社は、AIをベースとする会話データ分析に特化した企業であるCueinを取得することで合意したと発表した。
2021年、カリフォルニア州ベルモントを拠点とするCueinは、Mayukh Bhaowal氏とVignesh Ganapathy氏によって共同設立されました。CueinはLightspeed Venture Partners、Khosla Ventures、Webb Investment Networkのバックアップを受けています。
取引の金融的条件は開示されていない。この買収は、ServiceNowのAIエージェントの機能を強化し、それによって顧客とのインタラクションを効果的に分析し、チャット、メール、電話などのさまざまなコミュニケーションプラットフォームから貴重な洞察を得ることを可能にするものだ。
ServiceNowは、CueinのAIテクノロジーを自社プラットフォームに組み込むことで、意思決定プロセスを強化し、顧客サービス体験を向上させる予定だ。
また、Cueinにより断片化された顧客データを分析することで、企業は、よりインテリジェントで統合されたサービスソリューションを提供することが可能になる。
また読む:Duolingoの中国進出を支えるAI技術、反響大
「ServiceNowは、エンタープライズ全体で人間を主体とするAIが何ができるのかを再定義した、エージェンティックAI革命の最先端を行く会社であり、Cueinの買収は、AIエージェント、データ、ワークフローを結ぶより統合された、よりインテリジェントなシステムを作り上げたいとの私たちのビジョンには欠かせません」と述べたのは、ServiceNowのAIエクスペリエンスとイノベーショングループ担当副社長であるDorit Zilbershot氏。
ServiceNowは、Cueinの機能を取り込むことにより、AIエージェントの迅速な学習と適応能力を向上させ、顧客の成果を向上させると見込んでいる。
この買収は、2025年第1四半期に完了する予定だ。ServiceNowは2024年9月30日時点で、現金および同等物で53億ドルを保有していた。
株価動向:当該時点での最新チェック時点で、ServiceNowの株は0.84%高の1,066ドルで取引されている。
画像:Shutterstockより。