CNNマネーの「恐怖と強欲のインデックス」では、市場の全体的なセンチメントがやや低下したものの、インデックスは水曜日に「中立」ゾーンに留まった。
米国株は水曜日にまちまちの動きを見せ、ダウジョーンズ工業株平均はセッション中に200ポイント以上下落した。しかしS&P500は、卸売物価のデータを受けて急上昇した。
8月の卸売物価指数は0.1%低下し、アナリスト予想の0.3%上昇を覆した。卸売インフレ率は前年比でも大きく減速し、3.3%から2.6%に下落した。
来週の0.25%の利下げは完全に織り込み済みである。米国債利回りは低下し、30年物米国債は4.70%にまで下落した。
水曜日にはAI関連株が上昇し、オラクル(Oracle Corp.)(NYSE:ORCL)がAI関連の注文残高の大きな数字を発表したことを受けて、人工知能が利益成長を促すとの投資家の楽観的見方が高まった。
水曜日には、同社が第2四半期決算を発表した後、チューイー(Chewy, Inc)(NYSE:CHWY)の株価が約17%下落した。
S&P500の大半のセクターがマイナスで取引を終え、水曜日には一般消費財、ヘルスケア、生活必需品株が最大の損失を記録した。しかしエネルギー株と情報技術株は全体的な市場の動向とは逆の展開を見せ、セッションを高値で終えた。
水曜日にダウジョーンズ工業株平均は約220ポイント安の45,490.92で取引を終えた。S&P500は0.30%上昇して6,532.04に、ナスダック総合指数は0.03%上昇の21,886.06で取引を終えた。
投資家は本日、クローガー(Kroger Co.)(NYSE:KR)、RH(NYSE:RH)およびアドビ(Adobe Inc.)(NASDAQ:ADBE)の四半期決算を待っている。
CNNビジネスの「恐怖と強欲のインデックス」とは?
最新の読みによると50.9のインデックスは、水曜日に「中立」ゾーンに留まり、前回の読みによる51.1と比べてほぼ変わらなかった。
「恐怖と強欲のインデックス」は、現在の市場のセンチメントの尺度である。これは、「恐怖」が高まるほど株価に圧力がかかり、「強欲」が高まるほど株価に逆の影響がある」という前提に基づいている。このインデックスは7つの同じ重みの指標に基づいて算出される。インデックスは0から100の範囲で、0は最大の「恐怖」、100は最大の「強欲」を表している。
次を読む:
シャッターストック経由の写真