木曜日、CNNマネーの「恐怖と貪欲」指数は総じて好調な市場のセンチメントがさらに向上し、指数は「中立」ゾーンへと移動した。
トランプ大統領が原油価格の引き下げを求めたことで、米国株は上昇した。
トランプ大統領は、ビデオ会議を通じて世界経済フォーラムに演説し、拡大する原油・ガスの生産を訴えたほか、アメリカへの製造拠点移転を計画している企業に対して法人税率15%の提案を行った。また、トランプ氏は、アメリカと貿易収支で大幅な赤字があるとして、欧州、カナダ、中国に対し関税を課す計画を改めて繰り返し警告した。
また、アメリカン・エアラインズ・グループ(NASDAQ:AAL)は2024年第4四半期の予想を上回る決算を発表したものの、見通しが弱い結果となった。ジェネラル・エレクトリック航空宇宙(NYSE:GE)は第4四半期の利益が予想を上回った。
経済データに関しては、1月18日に終了した週において、米国の新規失業保険申請件数は前週比6,000件増の223,000件となり、市場予想の220,000件よりも多かった。
S&P 500指数構成銘柄すべてが好調で、木曜日の取引をプラスで終えた。ヘルスケア、不動産、産業株が上昇した。
ダウ平均は木曜日、408ポイント上昇して44,565.07で取引を終了した。S&P 500は0.53%上昇し6,118.71、ナスダック総合株価は0.22%上昇し20,053.68で取引を終えた。
投資家たちは本日(1月21日)、HCAヘルスケア(NYSE:HCA)、ベライゾン・コミュニケーションズ(NYSE:VZ)、アメリカン・エキスプレス(NYSE:AXP)の決算発表を待っている。
「CNN ビジネス恐怖と欲望指数」とは
現在の読み取りが47で、前回の読み取り43.2から木曜日には指数は「中立」ゾーンへと移動している。
恐怖と欲望の指数は、現在の市場センチメントの測定値です。この指数は、恐怖心が高まるほど株価に圧力をかけるという前提に基づいていますが、一方で欲望心が高まるほど逆の効果をもたらします。この指数は7つの均等加重指標に基づいて計算されており、0から100の範囲で表されます。0が最大の恐怖心を、100が最大の欲望心を示します。
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提供写真:シャッターストック