ロイヤル・カリビアン・クルーズ(NYSE:RCL) の株価が昨日は反発した。一昨日は7.3%下落、昨日は反発。同社は金曜日に第1四半期の業績発表の予定をしている。
ロイヤル・カリビアンは昨日の注目銘柄。
株価の動きに関しては様々な説があるが、ランダム・ウォーク理論(Random Walk Theory)を支持する人もいる。この理論によれば、株価の動きはランダムである。つまり、株のこれまでの動きやトレンドを使って、将来の株価動向を予測することはできないということだ。
ランダム・ウォーク理論によれば、投資家が市場に打ち勝つことは不可能だとされている。
この理論は簡単に誤りであることが証明できる。もし、それが本当であれば、市場のあらゆる価格水準は同じ程度の重要性を持つことになる。
このことは、ロイヤル・カリビアンのチャートを見ればわかるだろう。

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この株は最近急伸した。しかし、株価が220ドルの水準で抵抗線にあたり、この急伸は終わった。
これは偶然ではない。株価の動きは全くランダムでないのだ。
この水準で抵抗線があった理由は、以前、ここがサポートだったからだ。支持線が抵抗線に変わる事は、株式市場においてはよくあることだ。
1月に220ドル台で株を買った多くの人は、3月6日に支持線が崩れて価格が下がった時に、間違いを犯してしまったと考えるようになる。大半は、損切のせず、いずれ、価格が戻れは売ろうと考える。
その結果、ロイヤル・カリビアンの株価が220ドルに戻ると、後悔した買い手たちが大量の売り注文をするため、支持線だった水準で同じ価格で抵抗線が形成される。
これはランダムではない。
ロイヤル・カリビアンの株価が引き続き上昇を続ける場合、220ドルの水準で再び株価が上がる可能性が高い。賢明なトレーダーは、過去に重要だった水準が将来的に、また重要になる可能性があることを知っている。
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提供:Royal Caribbean