電気自動車(EV)大手のテスラ社(NASDAQ:TSLA)は、米国各地にあるスーパーチャージャーケーブルの切断を防ぐため、染料爆弾とケーブルへの刻印を導入すると発表した。
出来事の内実: 会社が破壊行為と盗難を減らすために使用する対策の一つは、青い染料だ。
「いずれかの人物がケーブルを切ろうとすると、DyeDefender(染料防衛者)は爆発し、犯人を青い染料で汚染する」という。
北米、欧州、中東、アフリカ及びアジア太平洋地域のチャージング部門の責任者によると、スーパーチャージャーケーブルにはテスラ社のニューヨーク工場で製造された「テスラの所有物(Property of Tesla)」という刻印も施されるという。
彼によれば、これによってこれらのケーブルが販売されたリサイクル企業に通知され、リサイクル企業がテスラ社に通報することになるという。
Just a trial. We're always exploring options. Supercharger cables will also have "Property of Tesla" engraved from our Buffalo NY factory, so recycling companies shouldn't accept them and notify us. It's a scalable, cost-effective solution that doesn't impact service operations &… pic.twitter.com/pktFK4hXcD
— Max de Zegher (@MdeZegher) February 12, 2025
出来事が重要なのは:テスラのスーパーチャージャーは、厚いケーブル内の高価な材料のため、破壊活動の標的となっている。
テスラの最新のサイバートラックを含む現行のすべての車両が、充電用のケーブルを使用しているため、盗難の試みに対する有効な解決策が求められていた。
テスラは昨年10月、自動運転用の2人乗り電気自動車「サイバーキャブ」を発表した。この乗用車は、充電ケーブルが不要になる誘導充電を導入する予定だ。
なお、この車両は生産にはまだ至っていない。テスラCEOのイーロン・マスク氏は昨年、同車両の生産を2026年に開始すると発表している。
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