マーケット全体のセンチメントは低下したものの、月曜日には依然として「極度の恐怖」の段階に留まっていることが、CNNマネーの”Fear and Greed Index”によって示された。
ダウ平均株価指数がセッション中に約900ポイントも下落し、米国株はマイナスに落ち着いた。
先週も株式市場は下落し、S&P 500は3.1%下落した。ダウは2.4%減少し、ナスダック総合指数は3.5%急落した。
Tesla, Inc.(NASDAQ:TSLA)は15%以上下落し、一方Meta Platforms, Inc.(NASDAQ:META)は4%以上の損失を出した。
トランプ大統領は先週日曜日にフォックスニュースとのインタビューで、米国の現在の経済状況を「移行期間」と表現し、米国が不況に陥る可能性があることを示唆した。
経済データの観点からは、2022年2月の米国の消費者物価上昇率の予想は、先行する3ヵ月間の3%から2月には3.1%に増加した。
S&P 500の大半のセクターはマイナスで終了し、マンデーには消費者向けディスクレショナリー、情報技術、通信サービスの株式が最大の損失を記録した。ただし、公共事業、エネルギー株はマーケット全体のトレンドから外れ、セッションを上昇で終えた。
月曜日、ダウ平均株価指数は約890ポイント下落し、41,911.71で終了した。S&P 500は2.70%減の5,614.56で、一方ナスダック総合指数は4%減の17,468.32で終了した。
本日、投資家たちはDICK’S Sporting Goods, Inc(NYSE:DKS)、 Ciena Corporation(NYSE:CIEN)、 Kohl’s Corporation(NYSE:KSS)の決算発表を待っている。
14.5という現在の読み取り値から、この指数は月曜日も先週同様「極度の恐怖」のゾーンに留まっている。先週の読み取り値は18.2だった。
『CNN ビジネスの Fear & Greed インデックスとは?
Fear & Greed インデックスは、現在のマーケットセンチメントの尺度である。株価に対して恐怖感が増すほど、株価にも圧力がかかるとの前提に基づいている。一方で欲望感が増すほど、株価にも圧力がかかるとの前提に基づいている。この指数は7つの均等な重みの指標をもとに計算されている。インデックスの値は0から100までの範囲で表され、0は最大の恐怖を意味し、100は最大の欲望を意味する。