ジェフリーズは、網膜(目)疾患に焦点を当てたバイオ製薬企業であるKodiak Sciences Inc.(NASDAQ:KOD)の格付けを引き上げました。
Kodiakのリード開発中の医薬品であるタルコシマブは、網膜血管疾患の高有病率に対する治療法として開発中の抗VEGF抗体バイオポリマー結合です。
タルコシマブは現在、糖尿病網膜症の第3相試験であるGLOW2および濡れ型加齢黄斑変性症(濡れ型AMD)の患者を対象とした、DAYBREAK試験で研究中です。どちらの試験も患者のリクルーティングが活発に進行中です。
ジェフリーズは、Kodiak Sciencesの株式評価を、「ホールド」から「バイ」に引き上げました。アナリストは、Kodiak Sciencesが業界の転換期に突入するにつれて投資家の興味を引いているとコメントしています。
同社の2025年の業績回復は有望であり、濡れ型AMDに対する第3相試験が良好に進行し、優れた潜在能力を示しています。
また、眼内炎に伴う黄斑浮腫(MESI)(炎症)のVEGF / IL-6データが今後発表されることで、新たな適応を開拓する可能性につながりそうです。
ジェフリーズは、1株7ドル、時価総額4億ドルでこの株は割安に見えるとコメントしています。第3相試験の結果が発表されると、アナリストは株価が1株20ドルまたは時価総額10億ドルを超える可能性があると予測しています。株価には大きな上昇余地があります。
この株は勢いを増していますが、時価総額約4億ドル、エンタープライズバリュー2億ドルとそれなりに割安感が残っています。楽観論を支持する要点は以下の通りです。
- 第IB相臨床試験のデータが公表へ:MESIの第IB相臨床試験のポジティブな結果が公表されると、株価は上昇し、KSI-101に関連するリスクが低減すると予想されています。この医薬品はまた、第II / III相臨床試験にも向けて着実に進行しています。
- 投資家の興味:魅力的なバリュエーションが提供されているため、ヘルスケアファンドが強い興味を示しています。同社は、2025年に潜在的な投資収益を強化し、有力なヘルスケア投資家からより多くの資本を引きつける可能性があるため、2025年の潜在的な資金調達計画を示しています。
- 第3相臨床試験の進捗:濡れ型AMDおよび糖尿病網膜症を対象とするタルコシマブの第3相試験が2026年の上半期までに完了予定であり、12〜18か月後により多くのカタリストを追加します。
これらの新展開により、この株にはさらなる成長の要素と上昇の可能性があります。
Kodiakは2024年第3四半期末時点で、現金および現金同等物1979万ドルを保有し、2026年までの現在の業務および計画された業務をサポートする予定です。
株価動向: 本日(月曜日)最終確認時点で、KOD株は10.05ドルで28.4%上昇しています。
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