電気自動車(EV)業界の巨人Tesla Inc.(NASDAQ:TSLA)は、上海にあるメガ工場での生産を約1年の工期で開始すると報じられている。
出来事:上海証券新聞の現地メディアの報道によると、シンクタンクは、2月11日に生産を開始し、第1四半期には生産能力を強化する予定だという。
Teslaは報道の確認に対しBenzingaの要請に直ちには応じていない。
同メガ工場は、Teslaの2番目のグローバル工場であり、同社のエネルギー貯蔵製品の生産を専門に手がける初の工場でもある。Teslaにとって、米国以外でのエネルギー貯蔵製品の製造を専門に担当する工場としてはこれが最初だ。現在、Teslaがメガパックの製造を行っているのは、カリフォルニア州レスロップにあるもう1つの工場だけだ。同工場は、40 GWhのエネルギー貯蔵製品を生産する能力を持っている。
Teslaは今年5月に上海メガ工場の建設を正式に開始し、12月には7ヶ月で試験生産を開始した。
メガパックは、Powerwallという自社製の家庭用バッテリーに加えて、Teslaが製造する強力なバッテリーだ。メガパックの1ユニットあたりのエネルギー貯蔵量は3.9メガワット時以上、または1時間に平均3600軒の家を動かすのに十分なエネルギーを貯蔵することができる。
なぜ重要なのか:Teslaは第4四半期に、記録的な11.0 GWhのエネルギー貯蔵製品を導入し、これによりエネルギー発電および貯蔵部門から30億ドルを超える収益を上げた。この数字は、2023年第4四半期の対応する数字である144億ドルの約2倍にあたる。
同社のエネルギーセグメントからの収益は、同四半期における同社の総収益の約12%を占めており、自動車セグメントの収益は77%であった。Teslaの四半期間の総収益は257.1億ドルとなり、これはウォール街のコンセンサス予想値272.6億ドルを下回った。
Teslaは、先月末もエネルギーセグメントについて楽観的な姿勢を維持しており、2025年にエネルギー貯蔵デプロイメントが前年比で少なくとも50%成長すると予想している。Teslaによれば、新たな市場への攻勢をかけていく過程で、Powerwallもメガパックも引き続き供給が追いつかない状況が続いているとのこと。
最終的に、Powerwallとメガパックの両製品が新たな市場への進出を果たすに従い、供給は追いつかなくなるとTeslaはコメントしている。
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