第3相臨床試験REDEFINE 1の大見出しの結果が明らかに
先週金曜日、Novo Nordisk A/S(NYSE:NVO)は、REDEFINEプログラムの一環として行われた臨床試験REDEFINE 1の大見出しの結果を発表した。
治療の効果を評価したところ、CagriSemaを使用した患者は、68週後に22.7%の体重が減少した一方で、cagrilintide2.4ミリグラムでは11.8%、セマグルチド2.4ミリグラムでは16.1%、プラセボ単独では2.3%の減少にとどまった。
11月には、Novo Nordiskはそのハイブリッド薬CagriSemaが、追加の副作用なしに体重を25%減らすことを目指していると発表していた。
William Blairは、プレスリリースでNovo Nordiskが治験の耐用性に関する詳細なデータを提供していないことを指摘し、そのため同社の治療法とイーライリリーのZepboundを直接比較するのが難しいと述べた。ただし、CagriSemaでは患者のうち57%しか、最高用量まで投薬量を増やすことができなかった。一方でcagrilintideでは83%、Wegovyでは70%の患者が最高用量まで投薬量を増やすことができたため、CagriSemaの耐用性は相当に厳しい可能性がある。
アナリストは、この耐用性の問題が、投資家がREDEFINE 1の臨床試験を懸念している理由のキーであると述べている。アナリストは、株に対して「アウトパフォーム」の評価(評価はこちら)を下している。
CagriSemaの結果は、Amgen Inc(NASDAQ:AMGN)にとっても有益だ。というのも、同社は最近、第2相臨床試験においてGLP-1Rアゴニスト/GIPRアンタゴニストの新薬であるMariTideが、効果的な体重減少をもたらす可能性があると発表したからだ。
MariTideによる、52週後の約20%(または420ミリグラムの投与量による18%)の体重減少は、CagriSemaやZepboundなどの他のGLP-1療法で見られる体重減少と同様か、もしくはわずかに下回る結果となった。
アナリストは、MariTideの利点は、月に1回という頻度の低い投薬法にあると書いている。これは、肥満治療薬市場で目立つことがあるかもしれない。
さらに、MariTideの投薬方法は、最初の投与から胃腸の副作用が減少するように思われる。これにより、長期的に有用なプロファイルが得られ、患者の服従が改善される可能性がある。
株価動向:最終確認時の金曜日のAMGN株の値は1.58%高の265.33ドルだ。
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