東京で開催されたSiggraph Asia 2024カンファレンスで、Sony Group Corp.(ソニーグループ)(NYSE:SONY)がPlayStation VR2の新機能であるコントローラーレスの手の追跡(ハンドトラッキング)を発表した。
このデモがソーシャルメディアにも瞬く間に広まり、ユーザーが伝統的なコントローラーの代わりにジェスチャーを使用してミニゲームに参加している様子が映し出された。
デモが示したこと
デモでは、ユーザーの手の動きやジェスチャーをコントローラーなしで追跡する仕組みとなっている。
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このデモについての解説によると、手の追跡技術は手の「位置と姿勢を追跡」するそうで、これにより低遅延で60fpsで動作する。
また、同機能は12種類の異なるジェスチャーを認識することができるそうだ。この機能は、PlayStation 5の最新のSDKで利用可能となっている。
PS VR2にとって今回の発表の意味
これまでのところ、PS VR2は手の追跡機能を提供していなかったが、この新しいデモによって、これが将来のVR体験にどのような意味を持つのかの一端が見えた。
Meta Quest 2および3のようなシステムはすでに標準機能としてハンドトラッキングを提供しているが、いずれも今回が初のケースだ。
Sonyは、この機能がPS VR2オーナーにいつ提供されるのか、またゲームにどのように統合されるのかについての詳細を提供していないが、このデモは、この機能がプラットフォームにとって有益な追加要素になり得ることを示唆している。
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写真提供:シャッターストック