本日、アナリストのアレクサンダー・ペリー氏がウェルネス企業の見通しと、健康的な生活様式を重視する所と、増加するウェルネス支出が企業株価に好影響をもたらすだろうと書いた。
特にGen Z世代とミレニアル世代などの若い世代が健康的なライフスタイルを受け入れており、こうした動きがウェルネス株を押し上げているとアナリストは述べている。
この動きは、フィットネス、アクティビティ重視のレジャー商品、ウェルネス商品に対する支出の増加で明らかだ。主なトレンドは、ジムの会員数の急増であり、バンク・オブ・アメリカ(Bank of America)のデータによれば、フィットネスに関連した支出は19か月ぶりの高水準だ。
また、ピクルボールなどのレジャー活動が人気を博しており、健康的な食事、リカバリー、ノンアルコール飲料への関心も増え続けているとアナリストは指摘している。
バンク・オブ・アメリカのカードデータによると、フィットネスセンターへの支出は2月、前年同月比7%増となり、19か月ぶりの最高増加率を記録した。
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全世代で支出が増加している中、Gen Z世代とミレニアル世代は予算の相当な部分をフィットネスに割り当てている。
フィットネスへの世帯の支出は、矢張りミレニアル世代がトップであり、総支出の30%以上を占めている。高所得消費者がこの成長を牽引し続けている。
ウェルネス部門の成長トレンドを駆動しているのは、健康的な食事、リカバリー、アンチエイジングだ。2021年以来、ノンアルコールビールとセルツァーへの支出はアルコール飲料を28ポイントも上回っており、フィットネスクラブのフットトラフィック(フィットネスクラブ利用者の動き)もバー・パブを22ポイント上回っている。
コールドプランジと赤色光線療法への関心が高まっており、ピクルボールの参加者数も前年比46%増の2000万人に達したとアナリストは述べている。アナリストのウェルネス部門のトップ株は、LTH、PLNT、SNとなっている。
アナリストは、ライフタイムグループホールディングス(Life Time Group Holdings Inc.)(NYSE:LTH)に対する45ドルから40ドルへの株価予測を上方修正するとともに、同社の価格設定能力とメンバーシップの強い需要を反映している。
同社は、ピクルボールとコールドプランジの需要が拡大するという健康的なトレンドを受けて、戦略的な位置に立っている。
一方、プラネット・フィットネス(Planet Fitness Inc.)(NYSE:PLNT)の同店売上は、第1四半期に加速している。
シャークニンジャ(SharkNinja, Inc.)(NYSE:SN)は、赤色と青色の光線療法マスク製品「クライオグロウ」の立ち上げを機に、製品ラインを拡大しているとアナリストは指摘している。SN(140ドルの株価予測)は、アナリストのトップウェルネス部門のディスクレショナリープロダクトの選択肢だ。
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