2024年、テスラ社(NASDAQ:TSLA)は乗用車の納品で、年間を通して初めて前年比マイナスを記録したが、エネルギー蓄積においては好調な成績を収めた。
出来事:木曜日、EVメーカーであるテスラ社は2024年度に31.4ギガワット時(GWh)のエネルギー蓄積製品を展開し、前年の14.7GWhから大幅に伸ばし、年間比114%の成長を遂げたと発表した。
テスラ社のエネルギー蓄積展開は過去5年間、着実に拡大している。2019年には同社は1.7GWhのエネルギー蓄積製品のみを展開していた。
しかし、テスラ社はこの日、乗用車の納品においても前年度納品での初の減少を挙げた。同社は2024年に178万9226台の車両を販売し、その数字は2023年に報告された180万8581台の納品よりも1.1%少なかった。
なぜ重要か: テスラ社はエネルギー蓄積製品を2つ製造しており、その名は「パワーウォール」および「メガパック」。 パワーウォールは、太陽光または電力ネットワークから発電されたエネルギーを蓄えるコンパクトな家庭用バッテリーであり、各メガパックユニットは3.9メガワット時以上のエネルギーを蓄えることができる。
テスラ社は、カリフォルニア州ラスロップにある年間1万台の「メガパック」を製造できる「メガファクトリー」を運営している。同社は2025年第1四半期に「メガパック」の出荷を開始すると見込んで、上海にも「メガファクトリー」を建設中だ。実際、同社はすでに試験生産を開始している。
なお、9月末までの3か月間、テスラ社のエネルギー生産および蓄積の売上高は約238億ドルとなり、昨年の同期間と比較して52%増となった。実際、この事業セグメントの売り上げは、期間中の同社の総売上高の9.4%を占めている。
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