パランティア・テクノロジーズ社（NYSE：PLTR）は、移民審査からペンタゴンのトップリーダーのポストへの影響を拡大させ、政府のテクノロジーとAI（人工知能）の分野で中核的な役割を果たしている。
出来事：同社のシニアテクノロジーオフィサーであるシャイアム・パテル氏が、ペンタゴンの最高研究・工学責任者に就任する可能性があると、Politicoが水曜日に伝えたと報じられている。この情報は、トランプ政権の移行チームに近い2つの情報筋が情報を共有したものである。パテル氏はペンタゴンの調達システム改革を訴えており、国防産業の統合については批判的な立場をとっている。
パランティアの時価総額は最近、1590億ドルに達し、従来の防衛請負業者であるロッキード・マーティン社（NYSE：LMT）を上回った。これは、防衛セクターの大きな変遷を意味する数字だ。
パランティアの株価は、その連邦クラウドサービスのためのFedRAMP（連邦情報処理標準規格）ハイ認証を受け取ったことを受けて急騰した。これにより、同社の政府機関との取引が拡大されることになった。
投資会社Nicholas Wealth Managementの創業者であるデビッド・ニコラス氏が指摘したところによると、パランティアの数百万ドルにも及ぶ契約により、同社は増加する国境警備費用の恩恵を受けることになる。
ニコラス氏によると、パランティアは次期大統領であるドナルド・トランプ氏の国境警備イニシアティブの恩恵を受けることになるという。 ニコラス氏は、「これは株式市場にとってプラスになる」として、数十億ドルが国境危機の終結に費やされると語っている。
Palantir stands to benefit from President Trump’s efforts to secure the border.$PLTR has a multimillion-dollar contract with ICE to store data on illegal immigrants’ purchases, calls, and movements.
This is a win for the stock as billions of dollars will be spent to end the… pic.twitter.com/Q3ncxtv6n5
— David Nicholas (@DavidANicholas) December 4, 2024
なぜ重要なのか：社の移民審査への関与は、多くの批判を浴びてきた。 2020年にThe Guardianのオピニオン記事によると、パランティアのソフトウェアは、大規模逮捕につながった職場の急襲を含む、ICEの作戦において重要な役割を果たしてきた。2017年には、同社のテクノロジーが、一人で移住した未成年の子供たちの家族関係をマッピングするために使用され、物議を醸す国境政策に一役買っている。
同社は、労働者や市民権団体からの抗議にもかかわらず、CEOアレックス・カープ氏が「（政府の顧客のことは）便利なときはもちろん、そうでないときも支持する」として、こういった政府とのパートナーシップ関係を維持している。
Wedbush Securitiesのマネージングディレクターであるダン・アイブス氏は、パランティアをエンタープライズAI（企業向け人工知能）変革の先駆けとして位置づけ、「過去40〜50年で最大のテクノロジートレンド」と評している。 しかし、ウォールストリートジャーナルの報告によると、2023年における同社の政府部門の収益成長率は20％を超えたものから10％に低下している。
株価の変動：水曜日、パランティアの株価は1.56％下落し、終値は69.85ドルとなった。アフターマーケット取引では0.21％下落している。今年を通じて、パランティアの株価は321.29％急騰している。
Benzinga Proによると、パランティアの株式には30.22ドルのコンセンサス価格予想があり、最高が75ドル、最低が7.50ドルとなっている。最近の株価評価の平均は63.67ドルで、これは8.66％の下落を示している。
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