『Telsey Advisory Group』のアナリスト、ダナ・テルシー氏が、『Birkenstock Holding plc』(NYSE:BIRK)のアウトパフォーム評価を繰り返し、株価予測70ドルで維持している。
この会社は、昨日、報告通貨ベースで前年同期比22%増の売上4億5600万ユーロを記録し、2024会計年度第4四半期の決算を発表した。
テルシー氏によると、同社の経営陣は、クロッグからブーツまでの全てのつま先の靴部門において好調な勢いを感じているとのこと。
米国では、同社はクロッグ(注)に対する強い需要を目ののべ、ボストン、東京、そして新しく発表されたルトリに強い需要が続いている。
クロッグに対する強い需要は、5年以上の間一部の商品ラインになっているゼルマット・スリッパの売上にも好影響をもたらし、クロッグの人気による好況が続いている。
同社のクロッグに対する強い需要は、5年以上の間一部の商品ラインになっているゼルマット・スリッパの売上にも好影響を及ぼした。
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ヨーロッパでは、レースアップスタイルとブーツが他の商品カテゴリーを上回っている。ただし、テルシー氏は、つま先の靴の売上は好調である一方で、同じ期間内においてもサンダルの売上は2桁の伸びを見せていると指摘している。
同氏によると、ブランドは様々な地域と販売チャネルで好調な需要を続け、戦略を成功させるための施策を着実に実行し続けており、この点にも注目した。
同社は、報告通貨ベースで2025会計年度の売上が前年比15%から17%増、調整後のEBITDA利益率が30.8%から31.3%(前年比50ベーシスポイント増)で、かつ8,000万ユーロ(約80億円)程度の設備投資を計画している。
テルシー氏は、同社の2025年度の業績見通しは、2023年のIPOの際に初めて発表した長期の期待に一致しているとしている。
同氏によると、消費者が購入商品をより選り好むようになる中、同社の高級なライフスタイルのポジショニング、快適な履き心地、そして摩擦のないウォーキング体験を提供している点により、ブランドはマーケットでの成功を維持し続けるのに適しているとのこと。これにより、同社は他社が追随するのが難しい競争上の優位性を持つとした。
テルシー氏によると、2024会計年度の売上見通しは212億ユーロに更新されたが、これは前年比17.2%増を反映しており、前回の159億ユーロの見通し(前年比15.9%増)よりもわずかに高い。
さらに、2024会計年度の調整後EBITDAの見通しは6億6150万ユーロに上方修正され、これは以前の見通し6億5420万ユーロよりも若干高い。
株価動向:本日の最新の時点でBIRKは0.98%安の56.60ドルで取引している。
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