Home Depot Inc.(NYSE:HD)は、第4四半期の決算が予想を上回る内容だった一方、来たるべき財政年度に対して慎重な見通しを示しました。同社は「不確実な」マクロ状況にも関わらず自信を持っている一方で、JPモルガンのアナリストはこの見通しを「保守的」と呼びました。
出来事:Home Depotは、決算発表の際に2025年度の売上が1639.8億ドル、利益率が13.4%の2%の成長を予測し、これはコンセンサスの下になる結果となりました。比較可能な売上は1%上昇すると期待され、調整後の1株当たり利益(EPS)は14.94ドル、また予想を下回る結果となりました。
一方、同社の最高財務責任者および執行副社長であるリチャード・マクフェイル氏は、2024年の後半から継続するビジネスの勢いは、2025年度にも継続すると予測しました。
同氏は「我々はマクロ経済環境に大きな変化はないとは仮定していない。我々は消費者が健康であると予測している。金利環境の変化や住宅ローンの回転改善を想定していない」と述べました。
一方、Ted Decker最高経営責任者(CEO)は、住宅向上小売業者が「不確実なマクロ経済状況」にもかかわらず投資を「堅実に続ける」と強調しました。
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なぜ重要なのかJPMのクリストファー・ホーバース氏は、第4四半期の決算は、2022年第4四半期以来の前年同期比での利益成長が初めて報告されたと述べました。しかし、同氏は「見通しは保守的に見える」とも付け加えました。ホーバース氏はHDに対し1株あたり価格475ドルで「オーバーウェイト」の格付けを維持しました。
同社は、14.1%上昇した39.7億ドルの売上と9.4%上昇した3.13ドルの1株当たり利益を報告し、第4四半期の予想を上回る結果となりました。
株価動向火曜日、S&P 500指数を押し上げる形でHDの株価は2.84%上昇しました。
年初来ベースでは同社の株価は1.24%上昇し、1年の間で全体として5.84%上昇しています。
株のアナリストの中央価格目標は1株あたり427.56ドルで、「買い」の格付けを反映しています。見積もりの範囲は318ドルから475ドルまで広がっており、Telsey Advisory Groupとウェルズ・ファーゴの最新の格付けでは1株あたり453.33ドルという数字になり、14.77%の上昇が期待されています。
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