日本の厚生労働省は、ブリッジバイオ・ファーマ(NASDAQ:BBIO)のアコラミド(商品名:Beyonttra(ビヨントラ(Beyonttra))を、トランスチレチン性アミロイド心筋症(ATTR-CM)を患う成人の患者に投与することを認可した。
アコラミド(Acoramidis)は、選択的な小分子で経口投与が可能で、≧90%のトランススチレチン(TTR)の安定剤である。
ATTR-CMは、心不全を引き起こす浸潤性制限型心筋症として現れる進行性の致命的な疾患である。
アストラゼネカ(NASDAQ:AZN)の傘下企業アレクシオン(Alexion)が日本のビヨントラ(Beyonttra)の全ての商業活動を担当する。
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日本でのアコラミドの承認は、Alexion、AstraZeneca Rare Disease(アストラゼネカ希少疾患事業部)、およびグローバルATTRibute-CMフェーズ3試験による日本で実施されたフェーズ3のオープンラベル単群試験の結果に基づいている。
日本の試験では、アコラミドは一般的によく耐えられ、およびアコラミドの30ヵ月間の治療期間中に死亡例が報告されなかった。
ブリッジバイオのグローバルATTRibute-CMフェーズ3試験では、3か月で最初の出来事(全死因死亡または心血管に関連した入院(ACMまたはCVH)までの時間)について、安定した結果が得られた。
さらに、グローバルATTRibute-CM試験では、アコラミドは、30か月時点でプラセボに比べて、合成ACMと再発性CVHの出来事に対して42%減少し、さらに、30か月時点でプラセボに比べてCVHの累積頻度に対して50%減少した。
契約条件に基づいて、ブリッジバイオは、日本での承認につき3000万ドルのマイルストーン支払いを受け取ることになり、また日本におけるアコラミドの売上に対して低二桁のロイヤリティを受け取ることになる。商業化の取り組みは2025年上半期に計画されている。
株価動向:最終確認時点の株価は36.70ドルで、1.6%上昇している
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写真:シャッターストック