独立系自動運転企業Pony AI Inc. (NASDAQ:PONY)の株は、同社の自動運転車開発で大きな進展が見られたことを受けて、先週のプレマーケット取引で上昇しました。
自動運転技術企業は、自社の第7世代ロボタクシー・プラットフォームが量産に入ったことを発表し、公道でのテストを開始しました。
これにより、同社は2025年の年末までに1000台の自動運転車のフリートを展開するための画期的な一歩を踏み出すことになります。
世界ロボタクシー市場規模は2023年時点で40億ドルであり、2025年には2023年から2030年までの期間に457億ドルにまで急成長すると予想されています。これは、自動運転車への需要が急拡大する状況を反映したものです。
市場がこれほどまでに加速する中、Pony AIはGen-7フリートの規模を拡大し、自動運転車のソリューションのグローバルフットプリントを拡大するという成長に対してうまくポジションを取ることができています。
同社は、6月と7月にそれぞれ広州自動車集団と北京汽車工業集団と提携し、新世代ロボタクシーの製造を開始しました。
同社は、2021年4月に上海オートショーでこのGen-7自動運転システムを初めて発表しました。その後、同社はフルスタックの自動運転技術を組み込んだ車両の製造に迅速に移行しました。現在、中国の広州と深センでの公道テストが進行中です。
この新世代のロボタクシーの特長は以下の3つです。まず、自動車用の高級コンポーネントを初めてフル採用し、前のバージョンと比べてハードウェアのコストは70%削減されています。さらに、多数の車種に迅速に展開できるモジュラーデザインを提供しています。
現在、製造が開始されたことで、Pony AIは商業的にスケーラブルなモデルへと進んでいます。標準化されたコンポーネントの使用は、安全性と信頼性を向上させるだけでなく、広範な採用や、公共交通および私人交通モデルの両方をサポートする基盤を提供します。
同社は2016年に設立され、中国、東アジア、ヨーロッパ、中東で事業を展開しています。同社は独自のバーチャルドライバーシステムを駆使し、様々な車種に対応した自動運転車ソリューションの開発に注力しています。
この技術は、大量展開が可能な持続可能な自動運転車の設置を実現するために、ソフトウェア、ハードウェア、サービスを統合してます。
株価動向先週の木曜日最終確認時点で、PONY株は1.65%高の12.34ドルで取引しています。